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【修斗】冨樫が貫禄の一本勝ち、ランバーも復活の狼煙をあげる

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2015/06/21(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲修斗初のケージ公式戦、メインで富樫がスリーパーによる一本勝ち

「プロフェッショナル修斗公式戦広島大会 闘裸男15 ~ DIRECTION OF THE CAGE
広島土砂災害チャリティー~」
2015年6月21日(日)広島市中小企業会館

▼第12試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
○冨樫健一郎(パラエストラ広島)
一本 1R 4分56秒 ※スリーパーホールド
●武田飛翔(修斗GYMS直心会)

 MMAのスタンダードがリングからケージ(金網で囲まれた試合場)へと移るなか、国内MMAの始祖である修斗がついにケージを採用した。ケージ導入以外にも、世界標準へと近づくべくネバダ州アスレチックコミッション基準の階級(UFCなど世界の主要団体が採用している階級)への変更、グローブ変更、ヒジ打ちの解禁と大幅に刷新。その第一歩となる興行が、広島市中小企業会館で開催された。

 記念すべきケージ大会のトリを飾ったのは、長らく修斗ウェルター級トップ戦線に名を連ねる冨樫。3連続KO勝利でクラスAへと駆け上がった、豪腕の武田を迎え撃った。

 試合は予想通り、一発KO級のパンチを繰り出す武田に対し、冨樫は得意のジャブとカウンターを織り交ぜたアウトボクシングで対抗。両者ともに被弾は許さず、ラウンド中盤までは一進一退の攻防が続く。

 そんななか武田のパンチをかいくぐり距離を詰めた冨樫が、間髪入れずに外掛けからテイクダウンに成功。ハーフの状態からパウンドを落とし、武田の戦意を削っていく。これを嫌った武田が下からの脱出を試みるが、その動きに合わせる形で冨樫がマウントを奪取。すかさずパウンドをまとめ、さらに武田を追い込んでいく。

 背を向けるようにしてパウンドから逃れる武田だが、冨樫は冷静にバックへと移行し左腕を喉元へ。残り時間はわずかだったが、きっちり一本を奪い修斗初のケージ興行を締めくくってみせた。


 

▼第11試合 セミファイナル フライ級 5分3R
○ランバー・ソムデートM16(タイ/M16ムエタイスタイル/元修斗世界フライ級王者)
判定3-0
●マッチョ“ザ”バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)

 元修斗世界フライ級王者のランバーが、約5年ぶりに修斗に復帰。40歳と年齢的には厳しいものがあるが、他のプロモーションも合わせ2002年から無傷の10連勝と、いまだ衰え知らずのコンプリートファイターである。

 1R、ランバーの強烈なインローで、観客席からどよめきの声があがる。マッチョも積極的にパンチを繰り出すが、見切ったランバーは打ち終わりにも強烈なインローを連打。「バシッ」という乾いた音が、何度も館内に反響する。

 ラウンド中盤、引き込むような形で下になったマッチョがオモプラッタ(両足で相手の片腕を挟み相手の背中側に回る技=写真右)を仕掛ける場面もあったが、危機回避能力もケタ外れのランバーは悠々と脱出。マッチョは思うようにグラウンドの展開へと持ち込めない。

 2Rに入ってもランバーの執拗なインローは止まらない。タックルで組み付いたマッチョがフロントスリーパーを狙うも、ランバーはここも軽々とクリア。後半には強烈なハイキックも織り交ぜるなど、このラウンドもランバーが優勢のまま乗り切ってみせる。

 3R、フェイントやスーパーマンパンチで形勢逆転を狙うマッチョだが、ランバーは最後まで自分の距離を崩さず。タックルもすべて切り、その上で自身のインローは確実にヒットさせていく。

 結果、フルマークの判定(三者とも30-27)で、ランバーが修斗復帰戦を完勝で飾ってみせた。


 

▼第10試合 ライト級 5分2R
○TOMA(直心会TK68)
TKO 1R 4分49秒 ※パウンド
●里本一也(パラエストラ広島)

▼第9試合 バンタム級 5分2R
○のぶ渡辺(roots)
判定3-0
●亀井達朗(パラエストラ広島)

▼第8試合 ライト級 5分2R
○ジャングル伊藤(シューティングジム横浜)
TKO 1R 4分58秒 ※パウンド
●虎刃殺獅(NEW GROUND)

▼第7試合 フェザー級 5分2R
△Dr. takuya(総合格闘技道場BURST)
判定1-0 ドロー
△岡田剛史(TKエスペランサ)

▼第6試合 フライ級 5分2R
○ニシダ☆ショー(総合格闘技道場BURST)
判定3-0
●岸本耕治(TKエスペランサ)

▼第5試合 闘裸男寝試合ミドル級(77.1kg)5分1R
○小田貴久(一領具足)
組み技ポイント2-0
●坂井圭介(坂井道場)

▼第4試合 2015年新人王トーナメント1回戦 ライト級 5分2R
○摩嶋一整(毛利道場)
一本 2R 1分23秒 ※チキンウイング・アームロック
●岩本達彦(BLOWS)

▼第3試合 2015年新人王トーナメント1回戦 ミドル級 5分2R
○加藤正憲(総合格闘技近田道場)
判定2-0
●ゲーリー・ノムライト(BLOWS)

▼第2試合 2015年新人王トーナメント2回戦 フライ級 5分2R
△千葉 JET 伸(有永道場 Team Resolve)
判定0-0
△石綱テツオ(ISHITSUNA MMA GYM)
※優勢ポイント3-0により、千葉が準決勝に進出

▼第1試合 ライト級 5分2R
○青井人(セコンドアウト)
一本 1R 4分06秒 ※腕ひしぎ十字固め
●大森カヲル(SPOK)

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