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【ムエタイ】福田海斗がラジャダムナンでKO勝利 2年ぶりの国内凱旋か

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2018/06/18(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

左ボディでKOする福田

「スック ワンギントーン」
2018年年6月18日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム

▼第4試合 116ポンド(52.6kg)契約
◯カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ/元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)
KO 4R
●ノーンビー・ピウワヨー(タイ)

 福田は前回4月18日に同スタジアムにて敗れはしたものの、若手成長株No.1で連勝中のブアカーオレックと最終ラウンドまでもつれ込む大接戦を演じた。ブアカーオレックはその後6月7日の『スック ペッティンディー』のビッグマッチで現ランカーで強豪のディーゼルレックも撃破、誰がブアカーオレックの連勝を止めるか、タイでも注目される存在となっている。

 今回の福田の対戦相手はムエタイ界の大手プロモーション・ペッティンディーグループ期待の選手、ノーンビー・ピウワヨー(タイ)。4月30日の『スック ペッティンディー』のビッグマッチ第3試合に登場、ベテランのジョムトーンに判定で敗れたものの、その試合まで3連続KO勝利中だった伸び盛りの選手。福田と同じくヒザとヒジが得意ということで、激戦が予想された。

福田のヒザ蹴りで悶絶するノーンビー

 2Rから早くもヒザ合戦。深くロックしようとする福田に対し、ノーンビーは長い手足を生かして福田の顔を押さえてのヒザ蹴り。福田はヒジを返すもののノーンビーの懐が深く届かず。体勢が不利なままこのラウンドが終了、賭け率は7―4とノーンビーがリード。

 3Rから福田がいつも通り前進してプレッシャーを掛ける。ノーンビーはこの距離を嫌い、下がりながらミドルを蹴るが福田はしっかりディフェンス。福田の早いペースにノーンビーは後手に回り首相撲でも次第にコントロールされるように。

 ここで福田は「しっかり練習してきた」というボディブローを決め、ノーンビーは後退。福田は左ボディで上体を下げさせてヒザ蹴りのコンビネーション、そこから首をロックしてさらにヒザの連打。ノーンビーは必死にヒジを放ち組みつきゴングに救われたが、このラウンド終了時で賭け率は5―1と大きく福田がリードした。

 4R、劣勢を挽回しようとノーンビーはミドルから前蹴り、そして組んでのヒジを狙う。福田は落ち着いてディフェンスし、首相撲でも素早く左ヒザから右ヒジのコンビネーション。

約60戦のほとんどがタイでの試合というムエタイファイター・福田

 そしてロープ際でノーンビーが放った右ミドルをキャッチして右のボディフック一閃。ノーンビーのガード越しにヒットし、崩れるところで左右のヒザ連打をフォロー。ノーンビーはたまらずダウン、カウント8で立ち上がり再開するも福田の左ボディでうずくまりそのままダウン、レフェリーが試合を止め福田のKO勝利となった。

 プロモーター他、ラジャダムナンスタジアム支配人など多くの関係者が福田の快勝に高評価で、9月に地元名古屋で開催予定のムエタイイベント『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.5』で進んでいる福田のビックプロジェクトにGOサインが出た模様。実現すればほぼ2年ぶりの国内凱旋試合を迎えることになる。

 ただし、福田は7月にもラジャダムナンスタジアムでの試合が決まっており、その結果次第では認められない可能性もある。ハイレベルで過酷な生き残り合戦が繰り広げられる本場タイのムエタイで、福田は確固たる地位を築けるか。ここ数カ月の動向が注目される。

記事&写真提供=MuayThai Super Fight

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