【K-1】ロエルがプラチバットを破りヘビー級新王者に
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」
2018年3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
▼第6試合 K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇ロエル・マナート(24=オランダ/メジロジム・アムステルダム/挑戦者)
判定3-0 ※三者とも30-28
●アントニオ・プラチバット(24=クロアチア/Ameno Gym/K-1 WORLD GPヘビー級王者)
※ロエルが新王座に就く。プラチバットは初防衛に失敗。
昨年11月のK-1 WORLD GP初代ヘビー級王座決定トーナメントで優勝して初代王者となったプラチバットの初防衛戦。1993年の第1回K-1ヘビー級トーナメント優勝者ブランコ・シカティックの弟子であるプラチバットに挑戦するのは、90年代を代表する名選手で、ピーター・アーツら多くの王者を育てた名トレーナーでもあるアンドレ・マナートの息子ロエルだ。
ロエルは、トーナメントで1回戦は1RでKO勝ちしたが、準決勝でKO負けを喫し、3位に終わっている。プラチバットは196cm、マナートは197cmという”大型対決”。シカティックとアンドレは対戦したことがあり、シカティックが勝利を収めている。時を経て、その弟子と息子が雌雄を決する。
1R、前に出ていくのはロエル。左フックから右ローを蹴る。プラチバットはガードを高く上げてパンチを放ち、飛びヒザ蹴りを発射。パンチ一辺倒のプラチバットに対し、ロエルはロー、ミドル、ヒザ蹴りと技を散らしていく。
2R、昨年11月と比べると動きが重いプラチバット。それでも左右ストレートで前へ出ていく。ロエルはそこへ右ミドル、前蹴りを始めとする蹴りで対抗。ロエルはプラチバットのガードの隙間を縫うようなアッパーを叩き込む。ロエルの左右ミドルがタイミングよく決まり、左フックもクリーンヒット。
3R、プラチバットは思い切り右フックを叩きつけるが、ロエルにパンチ&キックで反撃される。ロエルの右ミドルに下がるプラチバット。苦しそうに声を出しながらパンチを一発一発振り回すプラチバットだが、ロエルの右ロー、右ミドルをもらってしまう。最後はロエルが左右ハイキックを見せ、判定勝ち。不調のプラチバットを下して新王座に就いた。
父アンドレに祝福されたロエルは「このような形でチャンピオンになれて信じられない気持ちです。父親の前でかなえることが出来て幸せです。前回のトーナメントでは自分の力を見せられなかったんですが、今日は見せられたと思います」と、戴冠を喜んだ。
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