【10月・ベストファイター】入来建武、悲願の世界大会優勝の理由は”意識改革と筋肉に頼らない打撃”にあった
毎月イーファイトのサイト名にちなんでより良い試合をした選手に贈られる、格闘技月間ベストファイター賞。2023年10月のベストファイターは、2023年10月14日(土)・15日(日)に東京体育館で開催された『第13回全世界空手道選手権大会』(新極真会)にて“全試合本戦勝利”で初優勝した入来建武(28)に決定した。
PROFILE 入来 建武 Kembu Iriki 1995年4月29日生まれ(28歳)神奈川県出身 15年の第11回全世界大会で、若干20歳にて準優勝を果たし”怪物”の異名を取った。16年の第48 回全日本大会では、決勝で当時のエース・島本雄二を下し王座を掴む。 しかし20年の第52回全日本大会では、怪物ぶりが復活し優勝。第53回、54回全日本も優勝で3連覇し、日本人エースの座を確実なものとする。 |
選考理由
1、3度目の世界選手権で悲願の初優勝
2、前回大会でヴァレリーに敗れ意識改革、今回見事リベンジで優勝
選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ
受賞された入来選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。
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贈呈:ゴールドジム
ベストファイター記念インタビュー
10月14日(土)・15日(日)新極真会の『第13回全世界空手道選手権大会』(東京体育館)が行われ、日本のエース・入来建武(28=日本/新極真会 東京城南川崎)が悲願の初優勝を掴んだ。
試合前には、師範である父・武久氏いわく「これまでにない絶好調ぶり。アクシデントが無い限り優勝は100%」と最高のコンディションで臨んでいた。
今回の入来は、特に下段回し蹴りに桁外れの強さを見せる。準々決勝では、大会最重量で体重125kg・落合光星(日本)に下段を効かせては下がらせ、本戦で勝利した。
ベスト4に上がったのは、日本人では入来1人のみだったが、この強さなら優勝は堅いのではと思わされた。
準決勝では、ヨーロッパ大会三冠エドガー・セシンスキー(リトアニア)に、これも重いパンチとローを効かせ本戦で勝ち上がる。決勝では世界ウエイト制重量級“3連覇”ヴァレリー・ディミトロフ(ブルガリア)に、怒涛のロー連打を叩き込み本戦判定勝利、見事優勝を飾った。
入来は前回(第12回)の世界大会では、ヴァレリーに5回戦で判定負けし入賞すらならなかった。そのさらに4年前(第11回)の世界大会では準優勝、再延長の末に僅差で、島本雄二に王座を阻まれた。
16年の全日本大会で初優勝した時から、世界大会優勝を目指し、稽古を重ねてきた。
ここまで伸びたのは、今回、果たしてどんなトレーニングをしてきたのか。入来に聞いてみた。
■今回のテーマ「力に頼らない」
入来の得意技は、強烈なローキック。今大会では、よりスムーズに、かつ威力を増して繰り出されているように見えた。
入来は「今回は力に頼らないということをテーマにしていた。力強さは必要だが、その中でも、力まないほうが強く、威力が伝わる」と無駄な力を排除することをテーマに掲げていたと言う。
さらに「身体の使い方もうまくなった。筋肉に頼らず、骨を意識する」と、これも“力に頼らない”トレーニングを重ねてきたとのこと。
このトレーニングはフィジカルトレーナーの大長武史氏と、4年前から一緒に行ってきたものだ。
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