【大道塾】63歳・東孝塾長が試合で勝利!九段を獲得、長田賢一も昇段
1月13日(日)都内にて大道塾(空道)の支部長昇段審査が実施され、極真空手の第9回全日本王者で大道塾の創始者である東孝塾長が自ら審査試合に挑んだ。
東塾長は63歳。現在八段で今回は九段への昇段を目指す。基本稽古の後、審査試合が行われ、東塾長は第1試合に登場した。対戦数は年齢によって変わり、30歳未満が10人、以後は4歳刻みで1人ずつ減員し、64歳未満は1人。東塾長は1勝すれば昇段が決まる。
スーパーセーフ(顔面を守る防具)を着用し、顔面パンチありのルール(格闘ルール)での試合。東塾長はどっしりとした構えからワンツーを繰り出して前進、極真空手の現役時代から得意にしていた内股へのローキックで相手を下がらせる。相手がローを蹴るとパンチを合わせ、パンチを打ち返してくると強烈な右ストレートをお見舞い。東塾長が相手を2度場外へ押し出し、ローキックで何度も膝を着かせて判定で勝利し、九段への昇段を決めた。
「支部長になると昇段審査を受けない弟子がいるので、自分がやってみせることによってみんなにも受けさせたかった」と、63歳にして昇段試合に挑んだ理由を語った東塾長。
大道塾の昇段は三段を受けるには二段を取ってから3年後、四段を受けるには三段を取ってから4年後という決まりがあり、東塾長が最高位の十段を受けるのは10年後ということになる。
「10年後も、もちろんやる。その時は73歳になっているけれど、今回の審査でも72歳で試合をやって合格した弟子がいるから。それが大道塾だ」と、まだまだ戦い続けると語った。
また、今回の審査には1985・86・89・92年北斗旗無差別優勝、1984・87・89年北斗旗重量級優勝と数々の実績を残し、“ヒットマン”の異名で恐れられた長田賢一・仙台西支部長も参加。
現役時代は強烈な威力を誇るパンチでスーパーセーフを破壊した伝説を持つが、48歳になった今でもそのパンチ力は衰えることを知らず。右ストレートで続けざまに技ありと効果を奪い、最後は一本勝ちで六段に昇段した。
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