【ボクシング】年間表彰式MVPの井上「更に上の階級で王座を」
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日本ボクシングコミッションの2014年ボクシング年間表彰式が1月23日(金)東京・後楽園ホールで行われ、最優秀選手賞(MVP)に選ばれた井上尚弥(大橋ジム)がスーツ姿でリングインした。
井上は2014年4月6日、WBC世界ライトフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)と対戦し、TKO勝ちで日本人男子最速となるプロ入り6戦目で世界ライトフライ級の王座を獲得した。
9月に初防衛戦でTKO勝利、11月にはスーパーフライ級に階級を上げるため王座を返上、そして12月30日、井上が2階級制覇を狙って、WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦。ナルバエスはフライ級王座を16度防衛した後、スーパーフライ級も制して2階級王者となり、11度の防衛に成功している。その怪物から4度のダウンを奪い2R3分01秒でKO勝利。この高いKO率と2014年の1年間に2階級制覇を果たしたことなどが認められた。
表彰された井上は「これからもビッグマッチが実現できるよう精進していきたい」と語った。表彰後にはリング上でタレントの関根勤が司会で、井上尚弥と今回技能賞を受賞した山中慎介(帝拳ジム)のトークショーが行なわれ試合、練習、プライベートのことなどが話題に。
今後については山中は「僕のKOはこれまですべて左。右でもKOできるようにしたい」と言い、井上は「今はこの階級で戦うことだけ考えているが、ゆくゆくは階級を上げて王座を狙いたい」と抱負を述べた。
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■2014年度表彰選手一覧
【プロ男子の部】
☆最優秀選手賞
WBO世界スーパー・フライ級チャンピオン
井上尚弥(大橋ジム)初
☆技能賞
WBC世界バンタム級チャンピオン
山中慎介(帝拳ジム)2年ぶり2回目
☆殊勲賞
IBF・WBO世界ミニマム級チャンピオン
高山勝成(仲里ジム)初
☆敢闘賞
WBA世界スーパー・フェザー級チャンピオン
内山高志(ワタナベジム)初
前WBC世界フライ級チャンピオン
八重樫東(大橋ジム)2年連続3回目
前OPBF東洋太平洋フェザー級チャンピオン
天笠 尚(山上ジム)初
☆努力賞
WBA世界ライト・フライ級チャンピオン
田口良一(ワタナベジム)初
OPBF東洋太平洋ミドル級1位、日本ミドル級1位
村田諒太(帝拳ジム)初
☆KO賞
WBO世界スーパー・フライ級チャンピオン
井上尚弥(大橋ジム)初
☆新鋭賞
OPBF東洋太平洋ミニマム級チャンピオン
田中恒成(畑中ジム)初
☆年間最高試合賞(世界)
WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ
オマール・ナルバエス(アルゼンチン)vs井上尚弥(大橋ジム)
(2014年12月30日:於 東京体育館)
※大橋プロモーション
☆年間最高試合賞(OPBF・日本)
OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ
原 隆二(大橋ジム)vs田中恒成(畑中ジム)
(2014年10月30日:於 後楽園ホール)
※大橋プロモーション
【プロ女子の部】
☆最優秀選手賞
WBC女子世界アトム級チャンピオン
小関 桃(青木ジム)2年ぶり2回目
☆年間最高試合賞
WBA女子世界スーパー・フライ級タイトルマッチ(2014年7月7日:於 後楽園ホール)
藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則ジム)vs川西友子(大阪帝拳ジム)※一力プロモーション
【特別賞】
名城信男(元WBA世界スーパー・フライ級チャンピオン)
李 冽理(元WBA世界スーパー・バンタム級チャンピオン)
【特別功労賞】
故・大場政夫(元WBA世界フライ級チャンピオン)
具志堅用高(元WBA世界ライト・フライ級チャンピオン)
【アマの部】
☆優秀選手賞
川内将嗣(自衛隊体育学校)
和田まどか(芦屋大学)
☆技能賞
成松大介(自衛隊)
☆殊勲賞
林田将太(駒澤大学)
☆敢闘賞
鈴木康弘(自衛隊)
☆努力賞
高橋 諒(拓殖大学)
田中亮明(駒澤大学)
☆新鋭賞
鈴木稔弘(駿台学園)
平成27年1月6日
一般財団法人日本ボクシングコミッション
日本プロボクシング協会
一般社団法人日本ボクシング連盟
東京運動記者クラブ・ボクシング分科会
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