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【ボクシング】井上、日本最短記録で世界王座獲得

2014/04/06(日)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

▲父・真吾トレーナー(右)と勝利を喜ぶ井上尚弥(左)

大橋ボクシングジム
「BOXINGダイヤモンドグローブSP」
2014年4月6日(日)東京・大田区総合体育館

▲日本最短記録で世界王座を獲得した井上(右)

▼WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 3分12R
○井上尚弥(大橋ジム/WBC世界ライトフライ級4位・挑戦者)
TKO 6R2分55秒
●アドリアン・エルナンデス(メキシコ/WBC世界フライ級王者)

 “怪物”井上尚弥がボクシング日本新記録となる、6戦目での世界王座奪取に挑む(現在の日本記録は井岡一翔の7戦目)。対する王者エルナンデスは、これが5度目の王座防衛戦。

 立ち上がりからプレッシャーをかけ、王者をコーナーに詰める井上。ボディブローから顔面へと繋げ、井上の攻撃がヒットするたびに観客が大きく沸き上がる。

 2Rに入ると左ジャブを突きながら、相手の大きなパンチをバックステップでかわし、自身もボディから右ストレートを当てていく。

 3Rにはエルナンデスもパンチを振っていくが、井上は相手の打ち終わりに右ストレートをねじ込んでいく。さらにロープに詰まった王者へ右ストレートを追撃。

 ここでエルナンデスの左目あたりから出血が見られ、ドクターチェック。これは井上の有効打によるものと認められる。

 以降、井上はKOを狙い様々な角度から右を打ち込む。出血により見えていないのか、パンチをもらっては動きが止まる王者。中盤から井上も顔面にエルナンデスのパンチをもらう場面が増えてくるが、6Rに接近戦での打ち合いから井上が右ストレートを打ち下ろすと、王者が前のめりにダウン! 立ち上がるもフラつくエルナンデスを見てレフェリーが試合を止めた。

 見事に日本最短記録で世界王座を獲得した井上は、これまで自分を支えてきてくれた周囲のスタッフと会場のファンに、具志堅用高が持つ世界王座防衛の日本記録(13度)を塗り替えることを誓った。


▼WBC世界フライ級タイトルマッチ 3分12R
○八重樫東(大橋ジム/WBC世界フライ級王者)
TKO 9R2分14秒
●オディロン・サレタ(メキシコ/WBC世界フライ級8位・挑戦者)

 王者・八重樫にとっては3度目の防衛戦。挑戦者のサレタは121戦のアマチュア経験を経てプロデビューし、ここまでの戦績は15勝(8KO)3敗と、軽量級としては高いKO率を誇る。

 序盤から八重樫がしっかりとガードを固めながらプレッシャーをかける。

 相手のジャブとストレートをブロッキング。フックが飛んでくれば、自身もカウンターでフックを合わせていく。時折、サレタの速いパンチが八重樫の顔面を捕らえるが、王者はプレッシャーをかけ続ける。

 八重樫はサレタをロープに詰めると、低い体勢で潜り込みボディ攻撃へ。サレタもロープを背にしないよう左へ回るが、八重樫の伸びる右ストレートを被弾してしまう。

 ラウンドが進むにつれ八重樫がガードを下げ、力が抜けた状態から左を打ち込んでいく場面も。

 中盤から両者の距離が詰まり、接近戦での攻防が多くなる。八重樫のボディブローをもらったサレタも下がりながらジャブ&ストレートを打ち返すが、やや動きが鈍くなってきた。6Rには八重樫が左アッパーでサレタの顔を大きく跳ね上げるなど試合のペースを掴む。

 そして9R、八重樫が右のショートから連打でダウンを奪い、サレタは立ち上がるもレフェリーが試合をストップ。試合後には八重樫への挑戦を表明したローマン・ゴンザレスがリングに上がって王者と肩を組み、八重樫もゴンザレスとの決戦を宣言した。


 

▼フライ級 3分8R
○ローマン・ゴンザレス(ニカラグア/帝拳/WBA世界フライ級2位、WBC同級1位、WBO同級2位、元WBA世界ミニマム級王者、元WBA世界ライトフライ級王者)
TKO 3R1分20秒
●ファン・プリシマ(フィリピン/フィリピンライトフライ級8位)

 世界ミニマム&ライトフライ級の2階級を制し、“軽量級最強”とも評されるゴンザレスが登場。これまでの戦績は38戦全勝。うち32戦でKO勝利を飾っている怪物だ。WBC世界フライ級王者・八重樫は試合前、「今回勝ったらローマン・ゴンザレスの挑戦を受けたい」と語っているが、果たして……。

 試合は開始早々からゴンザレスが圧倒。対戦相手のプリシマは、ゴンザレスのプレッシャーに対して、下がりながらパンチを繰り出すのみ。中に入らせないための探りのパンチ、あるいは左フックを打って回り、くっついては離れる。

 ゴンザレスは様子を見ながら時おり、左フックと左ボディブローのコンビネーションを放つ。2Rには左ボディからの左フックでダウンを奪い、続く3R、左フック→左ボディ→左フックとラッシュをかけ、レフェリーストップを呼び込んだ。

 KO勝利のゴンザレスは試合後、インタビュアーに今後について聞かれ「日本で世界王者になりたい。アキラ(八重樫東)と戦いたいです」と答えた。


▼日本フェザー級王座決定戦 3分10R
○細野 悟(大橋ジム/日本フェザー級1位)
TKO 10R0分34秒
●緒方勇希(角海老宝石ジム/日本フェザー級2位)

 これまで日本と東洋太平洋のベルトを獲得し、世界王座にも3度挑戦したことのある細野が、日本王座の再獲得を目指す。対する緒形はこれまで20戦して19勝1分と無敗。そのポイントアウト能力には定評がある技巧派ボクサーだ。

 1Rから細野はガードを固めて前進し、緒形のパンチをブロックしながら丹念に左ジャブを突く。緒形も下がりながら打ち返し、接近戦になったらボディを連打。試合は序盤から消耗戦の様相を呈し始めた。

 お互いスタミナを消耗したのか、中盤からクリンチの場面が多くなる。緒形は前に出てくる細野に対し、肩から入って相手の動きを止めるように。しかし6R、細野の右フックがヒット。7Rも右クロスが当たり、緒形は動きが止まってしまう。

 8Rには左フックで緒形をグラつかせた細野が、最終10R開始早々に右クロスでダウンを奪う! さらに立ち上がった相手へラッシュを仕掛けると、レフェリーが試合をストップ。細野がTKO勝利で、2011年10月に返上した日本フェザー級のベルトを再び腰に巻いた。


▼バンタム級 3分8R
○松本 亮(大橋ジム)
判定3-0 ※77-75、78-74、79-73
●久高寛之(仲里ジム/日本スーパーフライ級13位)

 アマチュア高校4冠から17歳でプロデビューを果たした松本は、これまで9戦全勝(8KO)。今回は4度の世界挑戦経験を持つ久高と対戦する。

 左ジャブがしなる松本に対し、身長差で劣る久高は体を振って中に入ろうとする。3R、松本は足を使いながら、入ってくる久高に左アッパー。4Rには久高の連打をもらい棒立ちになるが、倒れずすぐに右を打ち返す。

 5Rから松本の打ち下ろしの右が連続でヒット。久高が打ち返すと、松本はクリンチで凌ぐ。ややスタミナ切れか、最終8Rは松本のパンチに力がなくなり、久高がボディブローの連打で松本の体を「くの字」にさせた。

 ジャッジは3者とも松本を支持。この勝利で日本ランキング入りとなるか。


▼ライトフライ級 3分8R
○井上拓真(大橋ジム/日本ミニマム級6位)
判定3-0 ※79-73、79-73、79-73
●ファーラン・サックリンJr.(タイ/WBA世界ライトフライ級4位)

 井上尚弥の弟にして、“兄を越える逸材”とも言われる拓真が第1試合に登場。アマ高校2冠王から昨年12月にプロデビューし、いきなり日本ランカーを撃破。2戦目で世界ランカーと対戦することとなった。

 昨年大晦日に前WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮をKOしているファーランがロングのパンチを繰り出してくるが、松本は落ち着いてガードを固めながら左ジャブ。じわりじわりとプレッシャーをかけ、相手をコーナーに詰める。

 序盤でパンチのタイミングを読んだか、井上はややガードを下げ、左ジャブを突きながら時おり大きく左フックを放つ。5Rには右クロスでファーランの動きを止め、以降もいきなりの右をねじこんでいく。

 最後まで自分のペースを貫いた井上が、大差の判定で世界ランカーを撃破。今後は兄が樹立した世界王座最短奪取記録の更新を目指す?

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