【ボクシング】田口良一、防衛すれば八重樫と王座統一戦やりたい
12月31日(木)東京・大田区総合体育館で開催されるダブル世界タイトルマッチの調印式&計量が、30日(水)正午から同体育館で行われた。
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチで、2度目の防衛戦に臨む田口良一(ワタナベボクシングジム)はリミットちょうどの48.9kg、挑戦者・同級7位ルイス・デラローサ(コロンビア)は600グラムアンダーの48.3kgでそれぞれ計量を一度目でクリアーした。
田口は、「2度目の防衛戦ですが、気持ちは落ち着いています。相手は強振してくるので大きいパンチに注意したい。中間距離、近距離での打ち合いになると思いますが、自分は殴られず相手にパンチを当てていきます」とコメント。
サングラスをかけてふてぶてしい態度のデラローサは、「田口が驚くような試合をしたい。明日は私の勝利の夜になるでしょう。タイトルをコロンビアに持って帰りたいと思う。コンディションはいい。田口はグレートなチャンピオンだから、明日はゴングが鳴ったらお互い全てを出し切っていい試合をしたい」とコメントする。
前日には八重樫東がIBF世界ライトフライ級王座を奪取し、3階級制覇を達成したばかり。WBC世界ライトフライ級王者・木村悠を含めて、現在国内には3人の世界ライトフライ級王者が存在する。
そのことについて聞かれた田口は、「国内には3人王者がいるので、いずれ統一戦をやりたいと思っています」と、真の最強を決めたいとぶち上げた。「かみ合うという意味でも、盛り上がるのは八重樫選手の方かと思います。激しい打撃戦になると思う」と、八重樫と戦いたいという。
記者から「八重樫選手は田口選手とスパーリングをしょっちゅうやっているので対戦には興味がないと言っていた」と伝え聞くと、田口は苦笑い。「八重樫さんとはここ最近はやっていませんが、1年前は何度もスパーリングをやらせていただきました。興味ない……ですか。今はそれより明日の防衛戦に勝つことを考えて、統一戦のことは終わってから考えます」と答えた。
しかし、ここでデラローサが“ちょっと待った”とばかりにマイクを握り、イラついた表情で「(田口は)統一戦の前に私に勝たないといけない。私に勝つことは困難だと思う」と言い放った。
この言葉を受けて田口は、「本当にそうだと思いました。浮かれているつもりはないので、明日の試合に集中したいと思います」と反省し、場内の笑いを誘った。
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