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【K-1】山崎、トーナメント優勝の要因を語る

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2016/03/06(日)UP

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掛け蹴り、パワーアップの理由などについて語る山崎

 3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-65kg日本代表決定トーナメント~』は、平日開催にも関わらず4,800人(超満員札止め=主催者発表)の観衆を集めて行われた。

 -65kg日本代表決定トーナメントで優勝したのは、Krush -65kg王者・山崎秀晃(K-1ジム・チームドラゴン)。1回戦で左右田泰臣(K-1ジム・シルバーウルフ)に初のKO負けを味わわせ、準決勝では先にダウンを奪われながらも久保優太(K-1ジムGOTANDA)に逆転KO勝ち。そして決勝では優勝候補最右翼の野杁正明(K-1ジムEBISU小比類巻道場)に判定2-0で勝利した。

 3月5日(土)都内で一夜明け会見が開かれ、山崎は「周りの支えのおかげで優勝できたと思います。一昨年ゲーオに屈辱的敗戦をしたあと、つらいこともありましたが周りの支えも合って優勝できました。まず出てきた言葉は感謝でした。スタートラインに立てたので(6月の)世界トーナメントで優勝できるように日々努力していきます」と、優勝の喜びを語る。

一発一発のパワーが格段にアップしていた

 大きいダメージはなく、準決勝でローを蹴った際に右足を痛めた程度。左目の上の傷は決勝でのバッティングによるもので、1.5cm幅。リングサイドで試合を見守っていた夫人からは試合後、「お疲れさま」と声を掛けられ「迷惑かけてごめんね」と言葉を返したという。

 -63kgから-65kgに階級を上げて明らかにパワーアップした。それは「自重トレーニングのおかげです。自分の体重を使ってインナーマッスルを始め、総合的に鍛えてパワーも増しました。腕ばかり鍛えてもパンチ力は上がらないので下半身も鍛えました。理にかなったトレーニングをトレーナーさんに見てもらっています」と説明。

伝統派空手時代に学んだ掛け蹴りを倒せる技に磨いてきた

 準決勝で久保を2度ダウンさせ、決勝でも野杁をグラつかせた懸け蹴りは「(元々やっていた)伝統派空手の技で、それを進化させて踵で強打しました。しっかり当てるとトレーニングを積んできました。ほぼ毎日、あの蹴りのミット打ちはやっていました」と、秘密兵器であったと明かす。

 次は6月24日に開催される世界最強決定トーナメント。山崎は日本代表として出場する。

「左右田選手、久保選手、野杁選手は日本最強の3人だと思っていたので、それに勝てたので自信を持ちました。僕が最終目標にしているのは王者のゲーオ。少し休んで、うかうかしてはいられないので課題をひとつひとつクリアして、6月は必ずベルトを巻いてやろうと思っています」と、優勝を誓った。

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