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【UFC】ニューヨーク大会開催の合法化法案可決、悲願のMSG大会に一歩近付く

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2016/03/24(木)UP

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UFCは悲願であるニューヨークMSG大会の開催へ一歩近付いた(写真は2015年のUFC JAPANでの試合)

 アメリカ・ニューヨーク州においてMMA(総合格闘技)の活動を合法化する法案がニューヨーク州議会で可決された。州議会多数当院内総務であるジョセフ・モレル氏を筆頭に72名の議員が法案を支持し、民主党と共和党が可決したこの法案は、アンドリュー・クオモ州知事の元へ送られ、承認が下りるのを待つことになる。

 UFCは昨年9月、今年4月23日にニューヨーク州にあるスポーツの殿堂マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)での大会初開催を発表したが、1月に中止となった。1997年以降、ニューヨーク州はMMA(総合格闘技)のプロ興行開催をスポーツ競技としての危険性の観点から禁止しており、UFCは昨年9月28日に連邦裁判所へこの条例が憲法違反だとして訴状を提出したが、訴えは却下されていた。

 今回の合法化法案可決を受けてUFCの会長兼最高経営責任者のロレンゾ・フェルティータ氏は、「ようやく実現しました。ニューヨーク出身のUFC選手やファンを代表し、ヒースティ議長、多数派総務のモレル氏、そして法案に賛成票を投じてくれた多数派の民主党と共和党の皆様に心より感謝申し上げます」とコメント。

 また、過去数年間に寄せられたすべてのサポートについても感謝し、「加えて、UFC選手も素晴らしい働きをしてくれています。20名以上のファイターがオールバニを訪れ、世界で最も急成長を遂げているプロ格闘技というスポーツについて、議員の方々に説明する手助けをしてくれました。もちろん、ファンの皆さんも驚異的な活躍を果たしてくださいました。ニューヨークのMMAおよびUFCのファンが手紙や電話、集会、ソーシャルメディアを通して賛同の声を発信し続けてくれたのです。時間はかかってしまいましたが、皆さんの声がようやく届きました」と付け加えた。

 UFCはニューヨークにおいてプロ格闘技が合法化され、統制されたあかつきには、最初の3年間に渡り、少なくとも年に4回のイベントを開催すると主張してきた。フェルティータは、改めてこれを約束。

「ニューヨークでプロ格闘技が実現するまではまだ多くの段階を踏まなければなりませんが、クオモ州知事が法案に署名し、ニューヨーク州アスレチック委員会が適切な規約を定め次第、何十年にも渡って多くの壮大なスポーツ大会を主催してきた世界で最も有名なアリーナ、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)にてニューヨークで初となる大会を開催することをファンの皆さんに約束します。それにとどまらず、バッファロー、ロチェスター、シラキュース、ユーティカ、オールバニ、ブルックリンでも大会を計画していきたいと思っています。我々も、とても興奮しています」と語っている。

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