【柔道】王者・原沢、初戦の中量級・垣田を警戒。技ありを取られた過去も
4月29日(金)東京・日本武道館で開催される『平成28年全日本柔道選手権大会』の記者会見が、28日(木)東京・講道館にて行われた。
体重無差別で柔道日本一を争う全日本選手権は、昨年の優勝者・原沢久喜(はらさわひさよし/日本中央競馬会)と準優勝者・七戸龍(しちのへりゅう/九州電力)に加え、全国の予選を勝ち抜いた全42名がトーナメントで王座を争う。また、この大会は、8月に開催されるリオデジャネイロ五輪の最終選考会も兼ねている。
会見には今大会でも優勝候補の筆頭に名を挙げられている原沢が出席した。原沢は2014年11月から2016年2月まで国際大会で7連勝中で、4月3日に福岡で行われた『全日本選抜体重別選手権』でもライバルの七戸を下して優勝するなど、国際大会での実績と勢いともに五輪代表争いをリードする。
そんな原沢だが、特に警戒するのは意外にも初戦で対戦する中量級選手だという。
二回戦から登場する原沢は、垣田恭平(旭化成)と吉永慎也(国士舘大学)のどちらかの勝者と対戦するが、原沢は両選手について「やりづらいですね」と言い、「すごくしぶとい相手なので、そこをまずしっかりと勝ち切ることが大事」と警戒する。
特に垣田とは3年前の全日本柔道選手権大会の準決勝で対戦し、原沢が終盤(5分2秒)に逆転の内股で一本勝ちを収めてはいるが、内股透かしで技ありを取られるなど苦戦を強いられた。原沢は「心理的な面でもそこを超えないといけないと思っています」と気を引き締める。
一方、前回大会の決勝でも対戦し最大のライバルと見られる七戸についても、原沢は「やはり(前回とは)違うことをやってくると思うのでそこで動揺せずに冷静にいられることが大事だと思います」と述べ、原沢は現在4連勝中の相手である七戸についても油断はない。
果たして、原沢は苦手意識を持つ初戦の難敵、そして最大のライバル・七戸を下し、五輪代表権を勝ち取ることができるのだろうか。注目の大一番を迎える。
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