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【ボクシング】高野人母美、復帰はトレーナーの判断次第

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2016/05/27(金)UP

高野(左)の記者会見に同席した金平会長(右)が見解を発表した

“モデルボクサー”ことOPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美(協栄ジム)が5月27日(金)都内・所属ジムで記者会見を行い、引退発言を撤回した。

 5月18日(水)の会見で、6月6日に予定されていた次戦で高野が引退すると発表したことに端を発した今回の騒動。金平桂一郎会長は6月の試合を中止にしたことについて、「誰かに(ボクシングを)やらされているというような発言があったので、私は即座に、だったら6月も無しにしたらいいと思いました」と説明した。

 騒動の最中、金平会長は海外出張中で、帰国後の24日に高野と会談。「まず最初にあの発言自体どういうつもりだったんだと聞くと、その時はそういう気持ちがよぎったんだと。減量や試合のプレッシャーだったり、これからボクシングを続けるのも大変だしといった気持ちが一瞬よぎってしまったそうです。これは言い訳ではないが、会長がいればそんな言葉は出てこなかったと思うけれど会長がいないこともあってつい言葉に出してしまった、と。言葉足らずで自分もビックリするほどの反響になってしまい、よくよく考えてみたら、ベルムデスに負けて(昨年11月のWBO世界タイトルマッチ)負けっぱなしで終わるのは納得いかないと、そこを強く言っていました」と、高野は現役続行の意思を訴えたという。

 しかし金平会長は、「とにかく6月6日に試合は絶対にさせないと話をしました。なぜかと言えば、現場のスタッフ、トレーナーが納得していないからです。コンディションに責任が持てない選手をリングに上げないのは私の方針なので、6月6日はなしです」と、6月の試合を中止にすることに変わりはないとした。

 ただし、「とにかくリングにだけ上がらせてもらえないか」との高野から強い希望があったため、2Rのエキシビションマッチを行うことが決定。

 それでも高野の復帰を完全に認めたわけではない、と金平会長は続ける。

「これが彼女へのペナルティーで、今日から信頼回復のためジムに極力顔を出し、時間は長くなくてもいいからとにかく身体を動かして普通のボクサーが普通にやるトレーニングをしなさい、と言いました。

 その積み重ねがジムにおいての信頼関係になるし、トレーナーも、では助けてあげようかとなるんじゃないかと。トレーナーにはすでに、キミたちが決めて私に報告して下さいと言いました。キミたちが高野が一生懸命にボクシングをやっているんだと、だから試合を決めてやって欲しいということであれば私は受けます。しかし、そうでなければ6月6日をもってもしかしたらリングを去ることになるかもしれません」と、復帰はトレーナーが高野のやる気を認めるかどうかにかかっており、最悪の場合はこのまま引退という可能性もあるとした。

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