【UFC】UFCが身売り「UFCを次のレベルへ」デイナ・ホワイト代表
7月12日(火)世界最大規模のMMA(総合格闘技)団体「UFC」は、アメリカの大手芸能エージェンシー「WME-IMG」が同団体を買収したことを発表した。
WME-IMGは2014年に設立。アメリカの4大芸能エージェンシーの1つとされる「WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント)」が、スポーツ選手のマネジメントに強い「IMG(インターナショナル・マネジメント・グループ)」を買収したことで2014年に誕生した。今年の3月23日には、ソフトバンクグループが2億5000万ドル(当時=約280億円)を出資したことでも話題に上った。
所属するタレントは、俳優のクリント・イーストウッドやシャロン・ストーン、ミュージシャンのザ・ローリング・ストーンズやエミネムなど、そうそうたる顔ぶれが名を連ねる。元UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーやプロレスラーの”ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンもマネジメント契約を結んでいる。
WME-IMGの共同CEOであるアリエル・エマニュエル氏とパトリック・ホワイトセル氏は「フェティータ兄弟、デイナ・ホワイト、そして彼らの誇る献身的なチームのリーダーシップの下、過去10年を通して凄まじい成長を遂げたUFCの姿に、とても興奮を覚えています。われわれは今後、UFCが世界規模で継続的な成長と成功を成し遂げられるよう、UFCとその優秀なファイターたちに新たな機会を用意することを約束します」とコメント。
引き続きUFC代表を務めることになったデイナ・ホワイト氏は「われわれの目標はファンに対して常に最大かつ最高の試合をお届けすることであり、UFCを世界最大のスポーツにすることです。WME-IMGと共に、UFCを次のレベルへと導いていくことを楽しみにしています」とした。
一方、最終合意に伴って運営から退くことになった現UFC会長兼CEOのロレンゾ・フェティータ氏は「過去数年に渡り強力な関係を築いてきたWME-IMGによる新たなオーナーシップが、UFCの世界的な成長を加速させると確信しています。何よりも大事なのは、新しいオーナーがUFCやUFCファイターに対してわれわれと同じビジョンと情熱を持っているということです」と期待を示した。
なお、ロレンゾ氏は兄である共同オーナーのフランク・フェティータ氏とともに、UFCの少数株主持分を引き続き保有する。
売却額については明らかにされていないが、米紙ニューヨークタイムズが7月11日付けの紙面で約40億ドル(7月12日現在=4,114億円)と報じている。
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