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【UFC】連敗の元王者ホルムが敗戦の弁「躊躇したり考え過ぎてしまう」

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2016/07/26(火)UP

ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(右)に敗れ、2連敗となったホーリー・ホルム(左)PHOTO/UFC JAPAN PR

 7月23日(土・現地時間)の『UFC FIGHT NIGHT』大会後に行われた記者会見で、ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(ペルー)に敗れて自身初となるUFCで2連敗を喫した元UFC女子バンタム級王者ホーリー・ホルム(アメリカ)が敗戦の弁を述べた。

 ホルムは「ヴァレンチーナ・シェフチェンコは本当にタフな相手だったわ。カウンターのパンチやクリンチに優れているということも、事前の対策で分かっていた。でも、私が十分なパフォーマンスを発揮出来なかったということに尽きると思うわ」と、相手の実力を称えた上で自らも力を出し切ることが出来なかったと悔やんだ。

ボクシング三階級制覇の強打者ホルム(右)を相手に打ち合うシェフチェンコ(左) PHOTO/UFC JAPAN PR

 今年3月に王座陥落という結末を迎えたミーシャ・テイト戦に続く敗戦となったホルム。「自分が学んだことを信じる必要があったわ。ミーシャ・テイトとの試合でも、躊躇したり考え過ぎたりしてしまうことがあった。彼女がレスラータイプだからテイクダウンを取られないようにすることばかりに気を取られて、消極的になってしまった。今回の敗戦も含め、良い教訓になったと思う」と、相手を警戒し過ぎるあまり自分の戦い方が出来なくなってしまうことが連敗を招いていると考えているようだ。

 ボクシングで計18度世界王者となり、三階級制覇を達成したホルム。全階級を通じて最強の王者と評価された実力を引っさげ、2011年にMMA(総合格闘技)に転向。2015年11月には6度の防衛を果たした初代王者ロンダ・ラウジーをKOし、UFC女子バンタム級王座を奪取。しかし、今年3月の初防衛戦でミーシャ・テイトに敗れて王座を失い、今回のシェフチェンコ戦には再起を懸けて臨んでいた。

 ラウジー陥落以降、タイトルマッチが行なわれる度に王者が入れ替わり続けているUFC女子バンタム級戦線。ホルムを破ったシェフチェンコも今後タイトルに絡んでくることが予想される。「常にハングリーな気持ちでトップを狙っているファイター達がここにはいる。かつてのトップ5が今も同じメンバーということは無いわ。特にこの階級はUFC初の女子階級であるから尚更そうだと思う」と、激戦を覚悟するホルム。果たして、混沌とするUFC女子バンタム級の中で、かつての王者は復活を遂げることが出来るのか。

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