【K-1】日本人4選手が新設階級の世界GPへ、武尊は二階級制覇を狙う
11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~』の記者会見が、8月28日(日)都内にて行われた。新設されたフェザー級(-57.5kg)の初代王座を争うトーナメントに出場する8選手が発表され、日本人と外国人がそれぞれ4選手ずつという顔ぶれとなった。
注目は前K-1スーパー・バンタム級王者・武尊(K-1ジム・チームドラゴン)とKrush -58kg王者・小澤海斗(K-1ジムEBISU小比類巻道場)。これまで会見の場で舌戦や乱闘騒ぎを繰り広げた末に、“新生K-1史上最大の遺恨マッチ”と呼ばれる因縁の2人が、トーナメントに参戦することになった。
小澤はその遺恨マッチで武尊に敗れたが、再起の舞台となった8月20日のKrush名古屋大会ではKrush王座の初防衛を果たし、復活の狼煙を上げた。この日の会見でも最初にマイクを握ると、「このトーナメント、みんなは誰が勝つと思う?俺でしょ?それでいいんだよ」とさっそく挑戦的な態度。一回戦の相手はハードパンチャーのジョシュ・トナー(オーストラリア)となったが、「(試合映像を)見たけど全然興味がわかない」とまったく眼中にない様子。さらに、記者からトーナメントで戦いたい相手を聞かれると「聞くまでもないだろ。一人しかいねえだろ」と狙いは武尊の首のみと言い放った。
一方、その武尊は開口一番、「このトーナメントに臨むにあたり、今保持している-55kg(スーパー・バンタム級)のベルトを返上しようと思っています」と覚悟を示す。理由について「僕は二階級制覇を(目標に)見ています。-55kgの階級で勝ち続けることも大事ですが、守る試合ではなく挑戦する試合を常にしてきたいと思い、今回の決断に至りました」と説明した。
一回戦では、プロ戦績27戦26勝1敗のジェイミー・ウィーラン(イギリス)と対戦が決定。「外国人選手に特有の身体の強さとパワーがあると思います」と警戒したが、「バチバチの試合をしてKOしたいと思います」と勝利に向けて自信を見せた。また、小澤の挑発に対しても「グレーのスーツのヤツ(小澤)がうるさいので、そいつを黙らせるトーナメントにしたい」と完全決着を予告した。
武尊&小澤とともに、トーナメント出場が決まった神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)と戸邊隆馬(K-1ジム・シルバーウルフ)も会見に出席し、意気込みを語った。Krush -58kgのトップファイターである神戸は中国の格闘技大会『武林風』の新人王ユン・チー(中国)との対戦が決まったが、「前回のK-1に出ているということもあり、他の外国人選手よりは情報もあってやりやすい」と初戦突破に自信をのぞかせた。
戸邊は”瞬速の貴公子”の異名を持つ、アグレッシブなファイトスタイルを持ち味とする激闘系ファイターで、27戦16勝11敗の戦績を収めている。初戦で無敗の強豪エリアス・マムーディ(フランス)と対戦するが、「この8人の中で、自分が実績は一番下かもしれないですが、そのぶん何のプレッシャーもなく、ありのままの自分を出せると思っています」と番狂わせを狙う。
この日の会見では、トーナメント・リザーブファイトとして大滝裕太(ネクサスジム)vs朝久裕貴(朝久道場)の一戦も発表された。
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