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【K-1】満を持しての復活へ、卜部弘嵩に王者の自覚と覚悟

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2016/09/09(金)UP

気迫のこもったミット打ちを披露した王者・卜部弘嵩

 9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~』に出場するK-1 WORLD GP スーパー・フェザー級(-60kg)王者・卜部弘嵩(K-1ジム・チームドラゴン)が、9日(金)都内の所属ジムにて公開練習を行った。卜部はトーナメント・一回戦でヨハネス・ウルフ(ドイツ)との雪辱戦に挑む。

 負傷により6月の大会を欠場した卜部。4月のパウロ・テバウ戦以降、試合から遠ざかることになってしまったが、「気持ちが全然切れていなかったので、逆にトーナメントに照準を合わせて、しっかりと調整出来ましたね。自分がさらにレベルアップするためにはどうすれば良いのかをよく考えて、練習に取り組めたと思います」と振り返る。

 タイで約3週間の合宿も行っており、「向こうでしっかりと身体を作り上げた状態で帰国して、それから追い込みをスタートさせました。いつもなら追い込みが始まって、途中でぐったり動けなくなったりします。でも今は追い込み終盤ですが、動きはキレキレですね。パワーもスピードも上がっています」と、かなりの手応えを感じている様子。

鋭い眼光でパンチを打ち込んだ卜部

 その言葉通り、この日の公開練習ではキレキレのミット打ちを披露。パンチのみではあったが、気合の入った表情で鋭い強打をミットに打ち込み、ジム内に快音を響かせた。

 一回戦で激突するウルフは3月に敗れた相手。この試合を機に連敗&負傷と、卜部にとっては元凶ともいえる存在だが、「今はリベンジというよりも、とにかく気持ちも乗っているのでぶっちぎりで優勝してやろうかなと思っています。良い練習が出来ているので、負けるはずがないという絶対的な自信があります。あとはこの絶対的な自信をリング上まで持って行って、しっかり相手を叩き潰すだけですね」と自信を見せた。

 試合に向けて、「苦しいことがあっても、しっかりコツコツ諦めないで努力していけば、這い上がれるというところを見せたい。それがK-1チャンピオンとしての仕事だと思っています。K-1チャンピオンにはそれだけ皆に影響を与える力があります。僕はそれをしっかり見せないといけない」と、王者の役目を果たすべくトーナメント制覇に燃える。

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