【新日本キック】江幡塁と重森がリベンジマッチ挑む
10月23日(日)東京・後楽園ホールで開催される『MAGNUM42 2016』の主要対戦カードが決まった。今大会では日本vsタイ4対4、日本フライ級タイトルマッチが行われる。
ダブルメインイベントでは、WKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場本部)がセーンピチット・STDトランスポート(タイ)と対戦。
両者は今年5月にタイ・ラジャダムナンスタジアムで対戦し、セーンピチットが判定勝ちしている。試合後、江幡は「結果は5R判定負けとなってしまい、現地でのムエタイの勝ち方を思い知らされました。課題は山積みです。今回勉強になったものを2人(兄の睦)で必ず結果を出します」とコメント。
タイと日本では判定基準が違うが、課題を克服してリベンジするチャンスを得た江幡。連勝を「7」でストップされた相手に借りを返すことが出来るか。
もうひとつのダブルメインでは、日本フライ級王者・泰史(伊原道場本部)が同級1位・石川直樹(治政館ジム)の挑戦を受けての初防衛戦。両者は今年3月に同王座決定戦で対戦し、5R戦っても決着がつかず延長戦で泰史が判定2-1で勝利するという大接戦を演じた。
泰史はパンチ&ヒジを使うアグレッシブなファイトスタイルで、石川は首相撲からのヒジ・ヒザを得意とする。前回は石川が徹底した首相撲でリードするも泰史が巻き返す形に。再戦を制するのはどっちか。
日本vsタイは、前日本ウェルター級王者・緑川創(藤本ジム)vsラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級2位&オームノーイスタジアム認定同級王者シップムーン・シットシェフブンタム(タイ)、日本フェザー級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)vsターレーグン・ポー.アーウタレーバーンサレー(タイ)、日本ライト級王者・勝次(藤本ジム)vs元タイ南部ライト級王者トック・タック・トップキング(タイ/CRAZY WOLF)が決定。
このうち、重森もリベンジマッチとなった。重森は江幡と同じ5月のラジャダムナン遠征でターレーグンと対戦し、判定負けを喫している。これがタイ人との初対戦となった重森は、「ラジャダムナンでのせっかくのビッグチャンスを無駄にしてしまいました。ただ手に届きそうな夢だということも分かり、より一層世界一であるムエタイの頂点に挑戦したいという気持ちが強まりました。僕は常に最善を尽くせるように努力します」とコメント。リベンジなるか。
ラジャダムナン王座を狙う緑川にとっては、ウェルター級2位のシップムーンは絶好の試金石。現在タイ人相手には2連続KO勝ちしており、ランカー狩りに期待がかかる。
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