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【K-1】城戸が対戦相手を必死の持ち上げ「負けた時に叩かれたくない」

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2016/10/13(木)UP

気迫の表情で強烈なミドルを打ち込む城戸康裕

 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催の『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~』に出場する、WBKF世界70kg級王者・城戸康裕(谷山ジム)が、10月13日(木)都内で公開練習を行った。

 K-1 WORLD MAXを主戦場に世界の強豪たちと戦ってきた日本屈指のファイターである城戸。6月に新生K-1デビューを果たし、Krush -67kg王者・渡部太基からダウンを奪っての判定勝利を収めた。今回の第2戦目ではスーパーファイト(ワンマッチ)でサニー・ダルベック(スウェーデン)と対戦する。

 この日の公開練習では2分1Rのミット打ちを披露。途中、格好をつけようと全身に塗りたくったオイルが肌にしみて痛くなるというアクシデントに見舞われたが、鋭いミドルキックで快音を鳴らして順調な仕上がりをアピールした。
 
 今回対戦するダルベックは、K-1 WORLD MAX 2006&2007日本王者・佐藤嘉洋や元Krush-70kg級王者・中島弘貴からKO勝利を奪っている25歳の実力者。「ムエタイがすごく強い感じですね。相手にばれない動きをいろいろやってきたりするので、これはかなり手ごわいと思います」と城戸は苦戦を予想する。

城戸は前回大会の煽りVTR出演時に使用したかつらを、なぜか隣に置いてインタビューに答えた

 さらに「もっと彼を評価してあげて欲しい」と訴える城戸。「彼の評価を高くしてくれないと(自分が)負けた時にすごい言われちゃうじゃないですか。すごく強い外国人にジャパニーズが挑むぞっていう感じで、ここはひとつ皆さんに盛り上げていただきたいなと。お願いしますね」と現場の記者たちに頼み込んだ。

 そうはいってもダルベックはK-1 WORLD GP スーパー・ウェルター級(-70kg)王者マラット・グレゴリアンの挑戦者にも抜擢されたことのある強豪(直前にインフルエンザにかかったため試合が実現しなかった)。城戸も「本当に強いじゃないですか!佐藤さんが2回負けてるんですよ!あの佐藤嘉洋が2回KOされてるんですよ!」と強調する。

 それでも、「僕もバックボーンがムエタイなので、相手のムエタイスキルに関しては問題ない。それプラス、今は大宮司さん(シルバーウルフのトレーナー)にがっつり攻略法を教えてもらっているので。ムエタイの基本と大宮司さんの頭脳を合わせれば、すごい結果になると思います」とダルベック攻略に自信を見せる城戸。

「ここを勝っておけば、日本人の中で頭ひとつ抜けると思います。次がタイトルマッチになっても文句が出ない。SNSも荒れない」と最後はお馴染みの城戸節で闘志を燃やした。

大会ポスターを前に武尊との扱いの差を嘆く城戸

 しかし、ここで話題が今大会の告知ポスターに変わると、苦笑いを浮かべ出す城戸。隣に置かれたポスターを指差しながら、「これ見てください。俺の顔の大きさ、武尊の乳輪くらいじゃないですか。これはひどいもんですよ。もうちょっと何とかして欲しいですね」と、前K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者・武尊との扱いの差を嘆いた。
 
 いつも自らを武尊の引き立て役だという城戸。今大会で強敵ダルベックを下して脚光を浴びることが出来るか。

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