【レベルス】梅野が王座奪取後初の会見「現地での防衛、ルンピニー王座が目標」
さらに、「上体が前に行かずにパンチを打ってくるので、ヒジを合わせにくい。身体ごとヒジを打たないと当たらないと思ってそういう練習をしてきました。それがいいタイミングで何度か当たっていたので、ヨードレックペットはパンチを打つのをためらっていたと思う。それも相手のしたいことを防ぐ要因になった」と、勝因を語る。
「最初から勝てると確信していました。自分のことを信じていました。3Rの途中から向こうが下がり始めて、4Rはずっと下がり続けていたので“勝った”と思いましたね。4Rが終わった時にセコンドのタイ人トレーナー2人も“勝った”と言っていました」と、4Rが終わった時点で勝利を確信した。
試合後は「花道で知らない人が涙を流して“感動した”と言ってくれたり、各ジムのタイ人トレーナーたちが集まっていて自分のことのように喜んでくれたんです。他の選手たちも控え室で拍手で迎えてくれて嬉しかったですね」と、最高の時間を過ごせたという。
「ヨードレックペットも控え室に来てくれて、“強かった”と言ってくれました。それと、尊敬しているからヨードレックペットのお兄さんになってくれ、今日から2人兄弟だと言われて、タイの風習だそうですがミサンガをお互いの腕に巻き合い、トランクスを交換しました。タイ人同士はやるそうなんですが、タイ人が日本人とやるのは初めて見たとみんな言っていました。それだけ認めてくれたんだと凄く嬉しかったです」
防衛期限は半年以内となっており、次は初防衛戦が気になるところだが、梅野は「タイでも日本でもどちらでもいい。やれと言われた場所と相手でやります」と、聖地ラジャダムナンでの防衛戦も辞さない構え。その挑戦者は「ヨードレックペットとの再戦になるのでは」と予想する。
「タイでやって試合を生で見てもらい、タイ人たちに認めてもらいたい気持ちもあります。スーパーフェザー級とライト級はスター選手が集まっているし、層が厚いので相手は誰でもいい。タイの人たちはヨードレックペットが日本人に負けたなんて信じられないと言っているそうですし、大差をつけて勝ったわけではないので、1勝1敗ですしタイの人たちからすれば再戦が面白いと言われると思う」
次の目標はラジャダムナン王座を防衛していくこと。それに加えて「ルンピニー(もうひとつのムエタイの殿堂)のベルトも巻きたいですし、ブアカーオとセーンチャイしか巻いていないWBCムエタイのダイヤモンドベルトというのがあって、僕をタイでそれに挑戦させようという話があります。誰も獲ったことがないベルトを獲りたいですね。そして、僕の試合を見に来てくれた人たちに何かを感じてもらえる試合をしていきたいです」と、新たな目標を語った。
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