【ベラトール】故キンボ・スライスの息子、満を持してのプロデビュー戦
11月19日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催される『Bellator 163』の追加対戦カードが発表された。
今年6月に42歳で他界したアメリカの人気MMA選手キンボ・スライスの息子である通称”ベイビー・スライス”ことケビン・ファーガソン・ジュニアのプロデビュー戦が行われる。
当初ケビンは8月の『Bellator 160』でプロデビューを迎える予定であったが、練習中の怪我により欠場を余儀なくされていた。満を持して臨む今大会では、戦績2戦2敗のアーロン・ハミルトンを相手にプロ初戦に挑む。
今年3月にアマチュアMMA大会に初出場したケビンは、試合開始わずか1分23秒で相手を右フックにより失神KO。父親譲りの強打を見せつけると、6月には父親が生前最後の2試合を戦ったBellatorと契約を結んだ。
父親のキンボはEliteXC、UFC、BellatorといったMMA団体を渡り歩いたプロ格闘家。タンク・アボット、ジェームス・トンプソン、ケン・シャムロックら強豪を強打でマットに沈めている。また、その筋骨隆々の肉体に長くたくわえた顎ひげという勇ましい風貌も、人々に強烈な印象を与えた。
何より注目を集めるきっかけとなったのは、インターネットに投稿された動画。格闘家になる前は、クラブの用心棒やボディガードで生計を立てていたキンボは、たびたびストリートファイトにも身を投じていたが、ある時、そのワンシーンがネットに投稿されると瞬く間に話題を呼び、一躍時の人に。いつしか”最強喧嘩師”や”18禁怪物”と呼ばれるようになった。
そんな父親の急逝について、ケビンは「僕にとっては未だに大きな悲劇で、まだ忘れることが出来ていない。今はまだ乗り越えようとしているところだ」と現地メディアの取材の中で語っている。
かつて父親も戦ったリングの上で、いよいよプロMMAファイターとして初陣を迎えるケビン。果たして、天国のキンボに勝利を捧げることが出来るか。
PHOTOS=Bellator MMA(C)
●編集部おススメ記事
・”最強喧嘩師”キンボ・スライス死去
・故キンボ・スライスの長男がプロデビュー
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】