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【DEEP】“足関”今成、8年ぶり王者返り咲きへ「一本狙う」

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2016/12/16(金)UP

DEEPフェザー級タイトルを争う今成正和(左)と長倉立尚(右)

 12月17日(土)東京・ディファ有明にて開催される『DEEP CAGE IMPACT 2016~DEEP VS WSOF-GC~』の前日計量が、16日(金)12:15より都内で行われた。

 メインイベントのDEEPフェザー級(65.8kg以下)王者決定戦で対戦する今成正和(Team-ROKEN)と長倉立尚(吉田道場)は、ともにリミットちょうどの65.8kgで計量クリアー。あとは明日の試合開始のゴングを待つのみとなった。

 2012年からDEEPフェザー級の絶対王者に君臨していた横田一則が、同王座を返上したことにより行われることになった今回のタイトルマッチ。40歳のベテラン寝技師・今成と32歳の強打者・長倉によって争われる。

計量に臨んだ今成。リミットちょうどの65.8kgでクリアー

 今成は2005年に初代DEEPフェザー級、2008年に同バンタム級王座を獲得し、二階級制覇を達成した実績の持ち主。”足関十段”の異名通り、足関節技を中心とした関節技・絞め技を極めて勝つことにこだわり、40歳を迎えた今も極めの強さでは他の追随を許さない。

 フェザー級王座は、2008年5月に三島☆ド根性ノ助に奪われて以来の返り咲きのチャンスとなるが、今成は「どうですかね(笑)。最初にもらったベルトだと思うので…。まあ、欲しいですね」と淡々とした様子。試合に向けて、「いつも通りです。何か(一本を)取って勝ちたいです」と一本勝ちで王座戴冠を狙う。

長倉もリミットちょうどの65.8kgで計量クリアー。悲願のタイトル獲得に燃える

 一方、DEEPフェザー級きってのハードパンチャーである長倉。現在UFCで活躍するチェ・ドゥホとも激しい打撃戦を繰り広げ、会場を沸かせるなど活躍。昨年7月には『ROAD TO UFC JAPANトーナメント』の出場者に選出された。

 そんな長倉は2011年に一度、フェザー級タイトルマッチを経験。その時は松本晃市郎にTKO負けを喫して王座獲得を逃した。「挑戦権が懸かったものも合わせると、今回で3度目になります。今度こそはベルトを獲りたいと思います」と、長倉の悲願達成への思いは強い。

 今成の足関節技への対策については、「それに対して、あまり(意識が)とらわれ過ぎないようにしたいです。いかに自分の動きができるかが勝負になってくると思うので」と話す。三度目の正直に向けて、「どのような局面でも狙うのはもちろんですが、フルラウンドを戦い抜いて、すべての局面で僕が圧倒して勝ちたいと思います」と闘志を燃やした。

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