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【DEEP】UFC帰りの金原、TUF出場選手を「全局面で圧倒したい」

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2016/12/16(金)UP

2014年4月以来の国内復帰戦を迎える金原正徳

 12月17日(土)東京・ディファ有明にて開催される『DEEP CAGE IMPACT 2016~DEEP VS WSOF-GC~』の前日計量が、16日(金)12:15より都内で行われた。

 DEEPバンタム級(61.2kg以下)ワンマッチで対戦する金原正徳(リバーサルジム 立川 ALPHA)とチャーリー・アランツ(オーストラリア/Spike 22/kimekai)は、ともにリミットちょうどの61.2kgで計量クリアー。あとは明日の試合開始のゴングを待つのみとなった。

 今年1月の試合でUFCとの契約を終えた34歳の金原は、今大会が2014年4月以来の国内復帰戦となる。久しぶりとなる日本のリングでの試合を目前に控え、「いろいろと気持ちの面でつくるのが大変な部分はありました。最後にならないように頑張ります(笑)」と冗談交じりに意気込みを話す。

 金原は当初、グアムのMMA団体『PXC』が送り込むローマン・アルバレス(アメリカ)との対戦が決まっていたが、直前になってアルバレスが怪我により欠場。急遽、アランツと対戦することになった。

計量に臨んだアランツ。チームメイトと談笑するなどリラックスした様子を見せていた

 しかし、このアランツが侮れない強敵。昨年7月に地元オーストラリアで開催された『Hex Fight Series』で、パンクラスで活躍する仙三(せんぞう)を破って王者に輝くなど、8勝1敗の好戦績を収めている。また、UFCの選手育成リアリティ番組『ジ・アルティメット・ファイター』(通称TUF)最新シリーズのフライ級(約56.7kg以下)契約争奪トーナメントにも出場していた。

 TUFと仙三戦の試合映像をチェックしたという金原は、アランツについて「正直なところ、アルバレスより強いなという印象ですね。スタイルもちょっと違って、短い距離で打ちながらテイクダウンに入ってくるタイプだと思います」と分析。「僕の方が10cmくらいリーチが長いと思うので、遠めに距離を取りつつ、突っ込んできたらテイクダウンを合わせるという感じですね」と対策を挙げた。

 さらに、「だからといって、僕は近い距離で戦うのが不得意な訳でもないので、とにかく全部の局面で圧倒したいと思います。もともと相手は階級が一つ下だったので、圧倒しないといけないなと思っています」と、圧倒的な内容で勝つことを自らの至上命題とした。
 
 試合に向けて、「向こうも急な試合を受けてくれたので、どうこうできる状況では無いと思いますし、僕も相手に合わせてどうこうするようなタイプではないです。この1年間で成長できた部分を試してみたいという気持ちがあります。自分でも楽しみですね」と声を弾ませた。

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