【RIZIN】2年連続優勝を狙うキング・モー「ミルコはまだ危険な存在」
12月29日(木)さいたまスーパーアリーナ にて開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND』に出場する選手たちの個別インタビューが、27日(火)都内にて行われた。
ヴァンダレイ・シウバの欠場を受け、無差別級トーナメントに急遽エントリーが決まったキング・モー(アメリカ)。
2010年に第4代Strikeforceライトヘビー級王座に就き、現在はUFC継ぐ規模を持つアメリカ第2のMMA(総合格闘技)団体『Bellator』(ベラトール)を主戦場に、2013年のライトヘビー級トーナメントを制するなど活躍。昨年末のRIZINヘビー級世界トーナメントでは優勝を果たしており、今回は2年連続優勝を目指しての参戦となる。
12月16日(金・現地時間)の『Bellator 169』では石井慧を破ったばかりで、約2週間でのトーナメント参戦となったが、「石井との試合はそこまで大変じゃなかったから大丈夫だよ。何度か蹴りを受けたけれどダメージは無い。普段からトレーニングも積んでいるから、連戦でも何も問題ないね」と余裕を見せる。
石井については「実は一緒にトレーニングをしたこともあったので、スタイルはよく知っていた。新しいスタイルを確立しようとしているみたいだが、まだ上手くいっていない印象だったね」と評した。
今回の緊急参戦には、「噂でシウバが参戦しないことは耳にしていた。自動車事故の傷が癒えていないということも。石井に勝ったら日本で試合をしてみてはどうかと話しはされていたが、石井との試合後に本当にすぐ連絡が来たので出場を決めた。100%の万全の体勢だし、負けるつもりは無い」と迷いもなかったという。
2nd ROUNDではミルコ・クロコップ(クロアチア)との対戦となる。「彼はレジェンド。強い、手強い。素晴らしい強打者だ。実は石井もサウスポーだったからミルコ対策の一環にはなったと思う。ミルコのサッカーボールキックが無いバージョンみたいなものだね(笑)」と言い、「彼の現在の成長の度合いは分からないが、まだまだ危険な存在だと思う。グラップリングは以前と比べてかなり良くなっている印象だね」と警戒する。
トーナメント全体については「1R10分&2R5分だったら見通しがつくけれど、今回は5分2Rだからかなりハイペースな試合になるので、誰が勝ってもおかしくないし、何が起こるか分からない」と、昨年の経験者でも予想がつかないという。
勝ち上がれば、大みそかの準決勝ではバルト(エストニア)vs高阪剛(チームアライアンス)の勝者と対戦することになる。モーは「バルトはやっかいだね(苦笑)。彼は運動能力がとても高い。ヒザ蹴りも危険だし、アメフトのプレイヤーになってもいいくらいだね」とバルトが勝ち上がって来た時は手強い相手だと語った。
それでも最後には「勝つことしか考えていない。ベルトが2つ欲しい。自分は体格では他のファイターに劣っているかもしれないが、一番名が知れていると思うし、良いファイターだと信じている」と、2年連続優勝へ向けて意気込んだ。
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