【K-1】松倉、覚悟の日菜太戦へ「余裕ブッこいている顔を焦らせたい」
2月25日(土) 東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~』のスーパー・ウェルター級スーパーファイト(ワンマッチ)で、REBELS 70kg級王者・日菜太(クロスポイント吉祥寺)と対戦する松倉信太郎(TRY HARD GYM)の公開練習が、6日(月)神奈川県内の所属ジムで行われた。
現在のコンディションについては「いつも通り、試合前の感じです」と多くを語らない松倉。しかし、2分1Rのミット打ちでは、ワンツーからの強烈なミドル&ローキックで快音を響かせるなど、仕上がりの順調さを覗わせた。
松倉はK-1甲子園2009 -70kg級やKrush YOUTH GP 2012同級を制覇するなど、キャリア早期から新世代ファイターとして注目され、Kの舞台で活躍してきた25歳。対する日菜太は、かつてK-1 WORLD MAXで城戸康裕、山本優弥、マイク・ザンビディスらに勝利してきた30歳の実力者。これまで新生K-1に出ない選手の総称であった“非K-1”と呼ばれる選手の代表格とされてきたが、今大会で電撃参戦を果たすこととなった。
そんな日菜太との対戦を直訴するかたちで、今回の試合に漕ぎついた松倉。昨年12月の対戦カード発表会見では、かつて新生K-1に対して批判的な発言を展開しておきながらも、ベルトを狙って堂々と参戦するという日菜太のスタンスに不快感を示し、「刺し違えてでも倒す」と日菜太迎撃に向けた並々ならぬ覚悟を語っていた。
日菜太との大一番が刻々と迫る今、その気持ちはますます大きくなっているようで、「K-1に対していろいろ言ってくる人もいて、みんなは大人の対応を見せています。でも、いざ自分がそうなると、そこまで大人ではないので素直にムカつきます。(日菜太を)見ていると、すごく余裕そうな感じもするので、不快だし…」と言葉を押し殺す。
しかし、日菜太のスタンスについて質問が及ぶと、やはり気持ちを抑え切れないようで、「一貫性がないと思うし、K-1を悪く言っていた時のことが忘れられない。それで『ただいま』みたいな感じで笑顔で来られても…。突っ張るなら突っ張り切って欲しいし。意識が高いのは良いのですが、年収これくらいいきましたとか、選手がいくらもらっていますとか、こんな生活していますとか、そういう考え方が自分とは違う。自分が正しいかは分からないですが」と語気を強める。
さらに「あの余裕ブッこいている顔を焦らせたいですね」と松倉。「佐藤(嘉洋)戦をはじめ、今まで大きな試合は何度もありました。何回もチャンスを逃したりもしましたが、25歳という年齢になり、外からやって来た人の相手を任せられています。そして、日菜太選手との試合が決まってから、会う人会う人に『頑張って』とすごく言われるようになり、自分だけではなく、いろんな人の思いを背負っているということも感じています。(日菜太に)このまま来ていい思いをさせたくない。どの試合も気持ちは入っていますが、今回は意地でも負けてはいけないという思いが強いです」と、キャリアの中でも特別な意味合いを持つ一戦となっているようだ。
言葉を選びながら渦巻く気持ちを口にした松倉。正真正銘の大一番に向けて、最後は「必ず結果で応えます」と固い決意で締めくくった。
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