【ラウェイ】ムエタイ日本王者、空手家、プロレスラーが頭突き対策を語る
2月16日(木)東京・後楽園ホールで開催される“地上で最も過激な格闘技”ラウェイの日本第2弾大会『Lethwei in Japan 2 ~LEGACY~』。その前日会見が15日(水)都内にて行われ、ラウェイに初めて挑戦する日本人4選手が試合に向けた意気込みを語った。
ラウェイとは、手にグローブを着けずバンテージのみを着用し、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加え、頭突きや投げ技、立ったままの関節技もありの格闘技。判定はなく、KOでのみ決着がつく。故意と見なされなければ急所への打撃で倒れてもKOという過酷なルールで行われている。
そんな過激な格闘技に今大会で初挑戦するのは、ムエタイのWPMF日本スーパーバンタム級王者KOUMA(WSRフェアテックス荒川)、プロレスの奥田啓介(IGF)、空手の山崎泰幸(FSA拳真館 日本総本部)と山本祐希(禅道会・空手道大誠舘)の4名。これに今大会がラウェイ第2戦目となる女子プロレスラーの高橋奈七永(SEAdLINNNG)を加えた5名が、日本vsミャンマーの対抗戦に出場する。
メインイベンター(第6試合)を務めるKOUMAは、「すごく楽しそうなルールだったので、オファーをいただいてすぐに(OKと)返事しました。明日の試合、ドローはないので、よろしくお願いします」と挨拶。
初めてのラウェイの試合に向けて、「いつもはムエタイグローブなのですが、今回はバンテージ着用なので、オープンフィンガーグローブ(指が露出した総合格闘技などで使用するグローブ)で練習してきました」と、工夫のひとつを説明する。
気になる頭突き対策については、「捉われすぎると自分のファイトスタイルが崩れると思うので、あまり意識しないように戦いたいです」と話した。
出場12選手中、最年長となる39歳の山崎は「空手家として、力を目いっぱい出し、良い試合をしたいと思います」と挨拶。
所属先のFSA拳真館は、かつてケイオスという素手で顔面パンチあり(バンテージ着用)のルール、さらには目突き、金的蹴り、素手の顔面パンチ(バンテージもなし)をも認めるアブソリュートルールというラウェイに似た超過激ルール空手の大会を開催していたことでも知られる。
そんな超過激空手で鍛え上げられた山崎は、ラウェイ初挑戦を目前に「日頃から素手顔面の稽古をしているので、問題ないと思います。頭突き対策もいろいろとやってきました」と落ち着いた口調で話している。
山崎と同じく、空手家としてラウェイのリングに上がる山本は、バーリトゥード(何でもあり)空手を標榜する禅道会の選手であり、総合格闘技の試合経験もある。試合に向けて、「空手家として恥じないような戦いをしたいと思います。たくさん練習を積んできました。楽しみながら全力を尽くしたいと思います」と意気込みを述べた。
一方、鋭い眼光で対戦相手を睨みつけ、プロレス魂をアピールした奥田。「シーザージム(シュートボクシング)でみっちり練習してきました。頭突きもあるということなので、自分の師匠である澤田敦士にもFZ(=エフゼット/同じIGFプロレスラーの澤田が必殺技としている連射式頭突き)も教わり、勝てる練習をしてきました。プロレスを貫き通して頑張りたいと思います」と闘志を燃やした。
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