【UFC】ブロック・レスナー、MMAから完全引退か
2月14日(火・現地時間)元UFCヘビー級王者である人気プロレスラーのブロック・レスナー(39=アメリカ)が、MMA(総合格闘技)から正式に引退したことを、アメリカの複数メディアが報じている。
報道では、レスナーがUFCに対してMMAからの引退を正式に申し出たことを、UFC関係者からの情報として伝えている。レスナー本人からの公式発表はされていないが、10日(金・同)に明らかになっているUFCのリリース(契約解除)選手の中には、レスナーの名前が含まれていた。
レスナーはアメリカのプロレス団体『WWE』のスターレスラーとして活躍。その後、MMA転向を表明し、2007年6月のプロデビュー戦で勝利。わずか2カ月後にUFCとの正式契約が発表された。そして、2008年11月にはプロ4戦目にして“鉄人”ランディ・クートゥアを破りUFCヘビー級王座を獲得。2010年10月にケイン・ヴェラスケスに敗れるまで、2度の防衛に成功している。
王座陥落から再起戦となった2011年12月の試合で、アリスター・オーフレイムに初回TKO負けを喫すると、試合後のリング上で引退を発表。以降は再びプロレスのリングに復帰していたが、昨年7月に開催されたUFCの200回記念大会で電撃復帰。マーク・ハントに勝利した。
しかし、この試合に先立ち行われた薬物の抜き打ち検査(競技外検査)で採取したサンプルから、禁止薬物の陽性反応が検出されたことが大会後に明らかになった。さらに、ハント戦の直後に採取したサンプルからも、同一成分の禁止薬物が検出されたため、罰金処分と1年間の出場停止処分を受けることに。ハント戦の結果も、ノーコンテストに変更されることとなった。
なお、レスナーは4月に行われるプロレスの祭典『レッスルマニア』にて、ビル・ゴールドバーグと対戦することが決まっており、今後はプロレス一本で活躍することになるようだ。
●編集部おススメ記事
・レスナー健在、ハントを封じて復帰戦勝利
・マーク・ハントが薬物違反問題に怒り「何の抑止力も働いていない」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】