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【UFC】ブロック・レスナー、MMAから完全引退か

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2017/02/16(木)UP

元UFCヘビー級王者ブロック・レスナー (C)NAOKI FUKUDA

 2月14日(火・現地時間)元UFCヘビー級王者である人気プロレスラーのブロック・レスナー(39=アメリカ)が、MMA(総合格闘技)から正式に引退したことを、アメリカの複数メディアが報じている。

 報道では、レスナーがUFCに対してMMAからの引退を正式に申し出たことを、UFC関係者からの情報として伝えている。レスナー本人からの公式発表はされていないが、10日(金・同)に明らかになっているUFCのリリース(契約解除)選手の中には、レスナーの名前が含まれていた。

 レスナーはアメリカのプロレス団体『WWE』のスターレスラーとして活躍。その後、MMA転向を表明し、2007年6月のプロデビュー戦で勝利。わずか2カ月後にUFCとの正式契約が発表された。そして、2008年11月にはプロ4戦目にして“鉄人”ランディ・クートゥアを破りUFCヘビー級王座を獲得。2010年10月にケイン・ヴェラスケスに敗れるまで、2度の防衛に成功している。

5年ぶりとなるMMA復帰戦でハント(下)を圧倒したレスナー(上)であったが、この試合前後の検査で禁止薬物の陽性反応が発覚した

 王座陥落から再起戦となった2011年12月の試合で、アリスター・オーフレイムに初回TKO負けを喫すると、試合後のリング上で引退を発表。以降は再びプロレスのリングに復帰していたが、昨年7月に開催されたUFCの200回記念大会で電撃復帰。マーク・ハントに勝利した。
 
 しかし、この試合に先立ち行われた薬物の抜き打ち検査(競技外検査)で採取したサンプルから、禁止薬物の陽性反応が検出されたことが大会後に明らかになった。さらに、ハント戦の直後に採取したサンプルからも、同一成分の禁止薬物が検出されたため、罰金処分と1年間の出場停止処分を受けることに。ハント戦の結果も、ノーコンテストに変更されることとなった。

 なお、レスナーは4月に行われるプロレスの祭典『レッスルマニア』にて、ビル・ゴールドバーグと対戦することが決まっており、今後はプロレス一本で活躍することになるようだ。

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