【NJKF】アメフト出身キックボクサー森本、大物超えに意欲と恐怖「殺されないようにしないと」
2月19日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『NJKF 2017 1st』の第9試合(ダブルメイン1)で、WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王者の宮越宗一郎(拳粋会)と対戦するBigbangスーパーウェルター級王者・森本一陽(レグルス池袋)のコメントが、主催者を通じて届いた。
今回がNJKF初参戦となる森本は現在35歳。アメフト仕込みの突進力と頑丈さを武器に相手を押し潰すブルファイターで、2012年4月にJ-NETWORKスーパーウェルター級王座を獲得。2015年6月に迎えた2度目の防衛戦に敗れて王座から陥落したが、同年9月にBigbangスーパーウェルター級王者に輝き、昨年12月には初防衛に成功している。
高校、大学、社会人とアメフト漬けの日々を過ごし、「当時はオタクなぐらいアメフトが好きで、フットボールを辞めた自分が想像できなかった」と振り返る森本。「フィジカル面は、キックボクサーの中ではわりかし強い方だと思います。65㎏とか67㎏でもやれるのですが、70㎏でもパワー負けしないので基礎体力面ではかなり恩恵を受けていると思います」と、パワーには自信があるようだ。
その後、資金難により所属先の社会人チームが活動停止となったことをきっかけに、新たに始めたのがキックボクシング。週1回のコースから始めた当初は「プロデビューなんてする気は1ミリもなかった」が、徐々にのめり込んでしまったという。
そんな森本が今回対戦する宮越は、WBCムエタイ日本統一ウェルター級とスーパーウェルター級の二階級制覇に続き、2015年5月にはWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王座も獲得した実力者。昨年11月にはシュートボクシングに初挑戦し、強靭な肉体から繰り出す威力抜群のパンチでアンディ・サワーに善戦している。
「すごくビックネームの選手なので、個人的には願ったり叶ったりかなと思っています」と宮越との対戦を待ち望んでいる様子の森本。同時に、「典型的なハードヒッターで、パンチも強いし、蹴りも強い。そして話を聞いてみると、とにかく攻撃が痛いということで有名です。正直、『ついに宮越選手とやれるんだ、スゴいな』と思うところはあるのですが、本当に『殺されないようにしないとな』と思っています(苦笑)」と、恐怖心も大きいようだ。
しかし、「本当に自分にとってはビックチャンスだし、宮越選手は僕に勝っても別においしくないと思いますが、僕は勝ったらメチャクチャおいしいので、もうただぶち当たっていくだけです」と覚悟を決める森本。
大一番での勝利に向けて、「やっぱり強い選手に勝つと、それってすごい勲章になると思うんです。なので、宮越選手に勝ったら僕はこの競技をやってきたことに対して、やっと自分で嬉しいと思える、納得のいくものが手に入るんじゃないかと思っています。そういう意味では、こんなに嬉しいチャンスはないです」と闘志をみなぎらせている。
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