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【パンクラス】逆輸入戦士マツダ、第2戦は「ガンガン攻めて仕留めたい」

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2017/03/09(木)UP

ヒザ蹴りを打ち込むマツダ(左)

 3月12日(日)東京・ディファ有明で開催される『PANCRASE 285』に出場するパンクラス・フライ級10位タテキ・マツダ(本名=松田干城/Team Sityodtong Boston)の公開練習が、9日(木)都内で行われた。

 マツダはミット打ちで鋭いフックやエルボー、飛びヒザ蹴りを繰り出すなど、軽快な動きを披露。現在のコンディションについては「分かっていることは前回よりもちょっとはいいかなということですかね。前回はフライトが大変だったので、何事も経験です」と、仕上がりはまずまずのようだ。

 ボストンを拠点とする逆輸入ファイターとして注目されるマツダは現在31歳。高校卒業後にアメリカの大学でスポーツ科学などを学びながらプロ格闘家を志し、大学4年生となった2008年に現地でMMAプロデビューを果たしたという経歴の持ち主だ。2014年から2015年にはUFC出場も経験したが2戦2敗でリリースに。昨年9月からパンクラスに参戦し、初陣を勝利で飾っている。

 また、昨年はアメリカで永住権も取得。自身のスポーツ科学に関する知識・知見を活かしながら、パーソナルトレーナーとしての活動を開始し、世界で最も稼ぐとも言われるスーパーモデルのジゼル・ブンチェン(ブラジル)の指導を任されるなど、活躍の幅を広げている。

 そんなマツダの来るべきパンクラス第2戦目の相手は、現在パンクラス・フライ級2位にランクインする仙三(せんぞう/FREEDOM@OZ)。昨年11月にはフライ級タイトルマッチ経験者の安永有希を破っている実力者だ。

 仙三について、マツダは「ボクシング出身でリーチが長く、試合を観たらトリッキーな動きをしていますね」と分析。そのうえで、「相手がトリッキーだからといって、自分の戦い方を変えるとかはしない」と言い、「場所を選ばず、金網際や真ん中でも打撃戦、機会があればグラウンド、相手の隙があればレスリングでガンガン攻めて、タップアウトかノックアウトで仕留めたいです」と完全決着に向けて意気込む。

 昨年9月の初参戦の時と比べ、「寝技やレスリングが強い相手とガンガンやっています。あと、打撃中心のスパーーリングもこなしたので、バランスが取れていますね」と、打撃・寝技ともに自身のレベルアップに手応えを感じている様子。

 さらに、前回苦労した時差ボケへの対策として専用の機器も活用し始めたというマツダ。効果については「ライトを当てて日光を浴びたのと同じ感覚になるので、体内時計がリセットされます」と説明し、「前回は減量時の水抜きで一番重要になる睡眠が上手くいかなかったので。今回は当日までに仕上げます」と万全を期している。

 初のパンクラス上位ランカーとの対戦となる今大会。試合に向けて、「ランクが上の選手なので、胸を借りるつもりで全力で立ち向かいます」と意気込みを語っている。
 

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