【ZONE】超過激格闘技で階級差を越えた一戦が決定
5月21日(日)東京・東京タワーメディアセンターで開催される『ZONE6』のカード発表会見ならびに対戦調印式が5月2日(火)同所で行われた。
前回4月18日の会見では金子大輝(Thut Ti Lethwei Club)がルクク・ダリ(コンゴ)との試合をアピールしたが、階級差を超えて両者が合意に至り対戦が決定。昨年7月の巌流島で“ラウェイ最強戦士”トゥントゥンミンを倒したダリに対し、ラウェイの威信を懸け金子がリベンジを挑む形となった。
MMAのウェルター級(77.1kg以下)で戦うダリと66㎏前後でラウェイを戦ってきた金子では体重差が存在するが、金子はこれに「ラウェイ的に5kg差ならOKということなので、ルクク選手には76kgまで落として頂いて、自分は71kgまで増量して、その差が5kgになるようにということですね」と回答。
体重問題についてはZONEを主催する「ZONEインターナショナル」の藤井崇代表が「5kgというのはミャンマーラウェイの最大のリミット、上限です。最近までかなりアバウトなレギュレーションでしたが、体重超過で試合の不成立や事故があったりいろいろなことがあって最近規則が厳格化されています。それで決まったのがどんなに離れていても5kg以内におさめましょう、これ以上はもう試合をやってはいけませんという規則です。これはMTBF(Myanmar Traditional Boxing Federation)の公式ルールで、それに則って試合をやりたいと思っています」と補足して説明をした。
会見には金子とダリの両者が出席して対戦の調印式を実施。自身の望んだ試合が実現することで「モチベーションが上がっている」という金子は「自分もこれでラウェイ6戦目で、しっかり男らしく、体重差をモノともせず、ガムシャラに勝利を掴み取る姿をみんなに見てほしいと思ってます」と意気込みをコメント。だが、これに対しダリは「金子が体重差を気にせず挑戦してきた勇気は認めるが、金子もトゥントゥンミンみたいになるだろう。トゥントゥンミンは怪我をしていると聞いたが本当なのか? 俺から逃げているんじゃないのか? 金子の次はミャンマーに乗り込んでトゥントゥンミンを倒してやる」と金子戦後のミャンマー遠征までを見据えて語った。
現地のジムに所属し練習も積む金子は「俺とやる前にトゥントゥンミンのことを考えているんだったら甘い」と感情を隠さず、本場のラウェイファイターが体重差を厭わず戦いへ臨むように、「せっかくこういう危険と言われるものをやらしてもらっているからこそ、体重差があるからって及び腰になってしまうのはもったいないなっていうのがあります」と今回の戦いを希望した理由を語った。
「見てる人が誰も見たことがないような試合になると思ってます。小よく大を制する試合、こんなデカい奴になんであんなにビビらないで殴っていけるんだろうっていう試合です。僕が一方的に殴って心を折ります」(金子)
ミャンマー向けのポスターにも「THE VENGEANCE」(復讐)と銘打たれた一戦。金子はラウェイにとっての仇敵・ダリを降すことができるのか。
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