【巌流島】カポエイラのヴィニシアス「鈴木が優っているのは準備期間だけ」
5月6日(土)千葉・舞浜アンフィシアターにて開催される『巌流島 WAY OF THE SAMURAI 2017 in MAIHAMA ニッポンの底力! ニッポンの未来!』。出場する5選手が4日(木)都内にて個別取材に応じた。
当初、鈴木信達と対戦が決まっていた巌流島の人気カポエイラ戦士マーカス・レロ・アウレリオが怪我のため欠場となり、代わって兄であるマーカス・ヴィニシアス(ブラジル)が鈴木と対戦することになった。
「旅の疲れはあるが日本が好きだし、巌流島で戦うのが夢だったのでハッピーだよ」というヴィニシアスはカポエイラマスターの父親を持ち、5人兄弟全員が幼い頃からカポエイラを学んでいたという。現在はカナダに住み、カポエイラを広めようとしている。
MMA(総合格闘技)の経験もあり、戦績は20勝6敗。勝利の半分以上はKOか一本で試合を決めており、「やるかやられるかの試合をやってきた。自分は相手に合わせて戦う。パンチ、蹴り、ヒザなどで勝ってきた。得意技はこれだと決めてしまうとそれにとらわれてしまうので、決めないようにしている。状況に合わせて戦い方を変える。それがカポエイラだ」と蹴りだけの選手ではないようだ。
最後の試合はブラジルで、2015年にMMAの試合でKO勝ちしたのが最後。「それ以降はよりカポエイラにフォーカスして練習をしていた」という。カポエイラの技で得意なのは、片手を地面に着いて後ろ回し蹴りをする“ハーフムーンキック”。
巌流島には「ユニークなフォーマットの格闘技だ。テレビゲームのような世界だね。MMAとはまた違うから楽しみだ」との感想を持ち、「カポエイラは何をやっても勝つ。自分は投げ技も得意だし、何でも勝てる」と自信を見せる。
対戦する鈴木については、「空手は歴史のある格闘技でリスペクトしている。鈴木はいい選手だと思っているし、彼のこともリスペクトしている。カウンターが得意で足の使い方も上手くてフェイントもディフェンスも上手い。しかし、彼の試合を何試合か見て研究して、彼がミステイクをするのを発見した。そこを作戦にして攻めていきたい」と、すでにウィークポイントを見つけており、そこを突くという。
「カポエイラの魅力を日本のファンに伝えたいから、最後はカポエイラの技で決めたい」というヴィニシアス。「ファンにショックを与えるような試合がしたいね。空手のパンチや蹴りよりも、カポエイラの蹴りの方が速いと思う。鈴木よりも自分の方が手も足も長いので、パンチも自分の方が優っているだろう。彼のアドバンテージは準備期間が長いだけ。自分はショート。でもいつでも戦う気持ちでいるので問題ない」と、勝利に自信をみせた。
●編集部オススメ記事
・5月大会決定、元UFCファイターら初参戦続々
・空手vsカポエイラの異種格闘技戦が決定
・空手家・鈴木信達「感じるままにいく」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】