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【巌流島】体重57kg差に挑む菊野「恐怖とワクワク」

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2017/05/06(土)UP

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場内にどよめきが起こったこの体格差。菊野(左)は大を制することが出来るか

 5月6日(土)千葉・舞浜アンフィシアターにて開催される『巌流島 WAY OF THE SAMURAI 2017 in MAIHAMA ニッポンの底力! ニッポンの未来!』の前日計量&記者会見が、5日(金)16:00より都内にて行われた。※本計量は正午に行われ、公開計量は模擬計量

 今大会で注目される無差別級の2試合、小見川道大(NEO柔道/日本)vs楠ジャイロ(キックボクシング/ブラジル)、菊野克紀(沖縄拳法空手/日本/元DEEPライト級王者)vsジミー・アンブリッツ(MMA/アメリカ/元KOTCスーパーヘビー級王者)。

 小見川は74.9kg、楠は116.6kgで約40kg差に。菊野は77.3kg、アンブリッツは134.4kgで約57kg差となった。

 計量を終えた菊野は「今日、改めてジミー選手を見て凄い恐怖とワクワクドキドキが入り乱れています。昨年3月の巌流島を解説席で初めて見た時、目の前で星風選手とマドンセラ選手が乱闘になってしまった。あの100kg以上の2人が目の前で暴れているのを見て、僕は怖くて止められなかった。明後日以降は止められるようになりたいと思っています。でかい相手にも向かっていける自分になりたい。この試合でひとつ成長したい」と、自分の弱い心を今回の試合で強くしたいとの想いを語る。

 アンブリッツを目の前にした感想は、「デカいです。本当にデカいです。パンチを喰らっても、組まれてもヤバい。僕のパンチが効くのかも分からなくて怖い。でもこんなチャンスは何度もない。こんなデカい人と殴り合うことなんて巌流島以外ではないかもしれないので、このチャンスに行きます」と覚悟を決めた。

 対するアンブリッツは「まず皆さんに謝りたい。先週試合に出たので、もしかしたら巌流島に私が出られないと思われてしまったかもしれません。そこは心配していただいて申し訳ありませんでした。明日は菊野選手と戦えるのがとても嬉しい。私は彼のファンの一人でもあるからです。彼のスピードと戦い方は侍だと思っている。明日は菊野選手もそうだろうが、お互いに100%以上の力を出していいパフォーマンスを見せたい」と挨拶。

 アンブリッツが謝罪したのは、先週の土曜日(4月29日)にハワイで試合を行ったこと。巌流島サイドではアンブリッツからこの試合の存在を聞かされておらず、本人に確認したところ「巌流島の試合よりも先に決まっていたが、巌流島で菊野選手と戦いたかった。この試合があることを明かしたら菊野戦が無くなると思ったので黙っていた」との謝罪があったという。

 その試合は1R1分足らずでアンブリッツのTKO負けとなったが、本人は「最初に一発いいパンチをもらってしまったので、ここで怪我をしたら菊野選手と戦えなくなると思い、すぐにタップした」と説明した。

 アンブリッツは「菊野選手と向かい合って感じたのは彼が凄い人だということ。彼は日本の侍だと思いました」と、菊野を最大限にリスペクトしていた。

●編集部オススメ記事

・菊野が体重差69kgの無差別級マッチに挑戦  
・菊野、69kg差克服の秘策は「水のことわり」 

 

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