【K-1】城戸康裕、1回戦突破の秘策は「減点法」
6月18日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~』に出場する、WBKF世界70kg級王者・城戸康裕(谷山ジム)が5月23日(火)都内で公開練習を行った。
城戸は帽子にゴム紐で結びつけたボールをパンチで打ち、時折、跳ね返ってくるボールをかわすという変わったトレーニングを披露。これはボクシングで世界最速の2階級制覇を成し遂げたWBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が取り入れているトレーニングを大宮司進K-1ジム・シルバーウルフ代表に勧められたもの。
「簡単そうに見えるけれどやってみるとめっちゃ難しい。2回当てるのが難しいくらいなんですよ。これを練習前にやると目が慣れて、よく見えるようになります」とその効果を説明し、「あとカッコいい。Instagramにやっている動画をアップしたら、3万回再生されました」という。
また、その後のミット打ちでは広い足のスタンスで、遠い距離から飛び込んでストレートを打つ伝統派空手のような動きを見せ、「僕は何でも取り入れる。自分が欲しいと思ったらすぐ買っちゃうタイプなんです」と伝統派空手の動きも取り入れていると話した。
距離をとった戦い方をするのは「(ポスターの外国人選手たちを指さし)こいつらと打ち合ったら勝てないでしょう。真っ向勝負したら絶対に無理。技術で勝負します」との理由から。
「僕は1回戦のことしか考えてない。準決勝に上がったらどっちもサウスポー(廣野祐vsサニー・ダルベック)なんですが、サウスポー対策なんか一切していない。1回戦に集中して、全部使い果たして帰ろうかなくらいに思っている」と、トーナメント1回戦で対戦するジョーダン・ワトソン(イギリス)に全てを懸けるという。
打倒ワトソンの秘策を聞くと、城戸は「減点法」だと答える。「相手はムエタイスタイルで、蹴りをつかんで組んでヒザ、首相撲が多いです。だから僕は減点を誘う。捕まれたら減点してもらって、それで勝つ。ムエタイをやっている人は癖でぜったいにつかんじゃうんです。“減点法”で勝っちゃいましょう」と、なんとも消極的な作戦を明かす。
「トーナメント1回戦は勝てばいいんです。ワンマッチだったらダメだけれど、トーナメントは次があるんだから」と完全に開き直る城戸であった。
しかし、城戸の名物である試合前の煽り映像は「過去最高傑作です。金がかかっています。あれはショートムービーですね。僕が台本を書いて撮影に半日かけました。撮影クルーも映画やドラマを撮るような技術クルーが来ました」と、仕上がりに自信満々。超大物ゲストも登場すると言い、「早く見てもらいたい」と試合のことよりもアツく語った。
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