【UFC】マクレガーに敗れた元UFC王者アルド「プロボクサー目指す」
“UFC同時二階級制覇”のコナー・マクレガー(29=アイルランド)は8月26日(現地時間)にラスベガスで“ボクシング・レジェンド”フロイド・メイウェザー(40=アメリカ)と“世紀の一戦”を戦い、10RTKO負けで敗れたが、プロボクシング・デビュー戦にもかかわらず49戦無敗のメイウェザーを相手に善戦したとの評価も多い。
ブラジルからの報道によると、このマクレガーに敗れてUFCフェザー級王座を奪われたジョゼ・アルド(30=ブラジル)が、「俺もプロボクシングの試合をしたい」と望んでいるという。それも1試合だけでなく、継続的にだ。
アルドは出稽古に出かけていた米カリフォルニア州から8月24日にブラジルに戻ったが、カリフォルニアでは総合格闘技のジムでなく、ボクシング・ジムで練習していた。
アルドが行っていたのは、元IBF世界スーパー・ライト級王者ロベルト・ガルシアのジム。ガルシアはノニト・ドネア、アントニオ・マルガリート、マルコス・マイダナらボクシング世界王者を指導した経験を持つ名伯楽で、老舗ボクシング雑誌『リング』誌の“年間ベスト・トレーナー賞”を受賞したこともある。そのガルシアのジムで、アルドはボクシング特訓をしていたのだ。
アルドの総合格闘技の師匠であるアンドレ・ペデネイラス(ノヴァ・ウニオン主宰)は、「アルドはプロボクシングの試合をするという夢をかなえるため、ボクシングの練習をしてるんだ」と語った。「もし可能ならUFCとの契約で残っている試合を3カ月でこなして、ボクシングに転向したいと思っているのさ」とペデネイラスは言う。アルドのUFCとの契約で残っている試合数は4試合。これを出来るだけ早く終わらせたいというわけだ。
「アルドは長い間、試合をしないでいるのを嫌がってる。それに、これでUFCとの契約を終わらせたがってもいるんだ」とペデネイラス。
アルドの総合戦績は26勝3敗。2015年12月の『UFC 194』でマクレガーに敗れて王座陥落するまでは10年間無敗で18連勝し、UFC王座を7度防衛していた。
今回メイウェザーにマクレガーがTKO負けした直後、アルドはツイッターで涙を流して爆笑する顔文字を6つも並べてマクレガーを嘲笑した。しかしアルド自身がボクシングに挑戦して、トップレベルの選手と戦っていけるのだろうか。
アルドは元K-1王者アンディ・サワーと何度も一緒に練習しており、総合格闘技界では強烈な打撃を誇るが、最大の武器はローキックとヒザ蹴りで、パンチではない。マクレガーにも、スタンドでのパンチで13秒で秒殺KOされている。はたしてボクシング転向は成功するのか。
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