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【レベルス】世界王座獲得した小笠原「倒されてもまだいけると思えた」

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2017/09/07(木)UP

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ISKA K-1ルール世界バンタム級王座のベルトを持って会見に出席した小笠原

 9月6日(水)東京・後楽園ホールにて開催された『REBELS.52』の一夜明け会見が、7日(木)都内にて行われた。

 メインイベントでISKA K-1ルール世界バンタム級王座決定戦を行い、新王座に就いた小笠原瑛作(21=クロスポイント吉祥寺)が出席。ISKAオリエンタルルール世界フェザー級王者ジョヴァンニ・フランク・グロス(29=フランス)と、お互いに2度ずつダウンを奪い合う大接戦の末に勝利した試合を振り返った。

「子供のころからお世話になったり応援してもらっている人がたくさんいる、地元・吉祥寺にベルトを持ってこれたことで一安心です。正直グロスはもうちょい強くないと、油断していた部分があった。思った以上に強かったです。打たれ強かったしタフで、今までアジア人としかやったことなかったんですが初めて白人とやってそのタフさ、身体の厚みを感じました」

 今年6月に行ったルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者ワンチャローン戦に続いてのダウンの応酬となったが、「今回はダウンの応酬はせずにスカッと勝つ予定でした。1Rからしっかり見て、チャンスがあれば倒すという綺麗な形をイメージしていました。最初にダウンを奪われた時は『調子に乗るな』と言われていると思いました」と予定外だったという。

バックハンドブローで2度のダウンを奪われた

 ダウンを奪われたバックハンドブローに関しては、「回転系の攻撃に気をつけろと言われていたのにもらってしまった。グロスの強さもあったけれど対応しきれていませんでした」としたが、「落ち着いて相手を見る練習をしてきたので、倒されても焦っていないわけじゃないが、セコンドの指示を聞いて冷静に戦えていたと思う。ただ見るだけで止まってしまう場面も多かったので修正点もあります」と、ダウンを取られても冷静だった。

 また、「ワンチャローン戦で同じバックハンドブローでダウンを取られた時は、気持ちが折れてこのまま寝ちゃおうかと考えたんですが、今回は立ち上がることが出来てダメージもなく落ち着いていて、取り返せると思ったのでそこは成長できた部分でした。ガムシャラでなく倒されてもまだいける、そう思える気持ちの冷静さがありました」と精神的な成長も感じられた。

ダウンを奪い返した小笠原のバックハンドブロー

 試合後には足の甲を骨折した疑いもあったが、「朝、病院に行ったら骨に異常はなく、足の裏と甲の打撲でした。1Rに三日月蹴りをやった時にヒジを蹴ったのと、ローを(スネで)カットされたからだと思います。前の試合で痛めていたところとは別の箇所を痛めてしまった(8月20日の『KNOCK OUT』の試合で左足を痛めてミットを蹴ることも出来なかった)」と、骨折は免れたことを報告。

 ISKA K-1ルール(パンチ、キック、片手でつかんでの攻撃が1度だけ有効。相手の蹴り足をキャッチするのは禁止)については「対応しきれていなかった。あのルールに特化して練習しないといけないと思いました」と戸惑いもあったようだ。

判定に納得しなかったグロスは「俺の勝ちだ」とばかりにアピール

 試合後にはグロス陣営が判定について抗議し、控室でも小笠原の横を通りかかったグロスが「俺の勝ちだ!」とアピールしていたほどの接戦。小笠原は「そういう試合をしてしまった、納得いかない試合をしてしまったのは反省点。悔しいです。しっかり倒して、何も言わせずにチャンピオンになりたかった。ベルトが獲れて安心したけれど内容に満足はいかなかったので、課題が出来たので修正して必ずもっと上のレベルにいこうと思いました」と、ここで満足せずさらに精進したいと語った。

●編集部オススメ記事
・小笠原がダウン合計4度の接戦を制し世界王者に
・ダウンの応酬となった小笠原vsワンチャローン

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