【UFC】ノゲイラが予想「岡見にも勝機はある」
9月23日(土)さいたまスーパーアリーナで開催される『UFC FIGHT NIGHT JAPAN』の「アルティメット・メディア・デー」(メディア向け取材日)が、20日(水)都内で行われた。
かつて日本の『PRIDE』で、エメリヤーエンコ・ヒョードルやミルコ・クロコップのライバルとして活躍したアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)がゲストとして来日。メインイベントで行われるUFCライトヘビー級7位オヴィンス・サン・プルー(アメリカ)vs岡見勇信(和術慧舟會東京道場)の予想を聞かれ、「岡見にも勝算はある」と予想した。
岡見は2006年8月からUFCに参戦すると、2011年8月には日本人初のUFCタイトルマッチに挑戦。13勝5敗の好成績を収め、UFCミドル級6位にランキングされていたが、2013年9月に不可解なリリース(契約解除)を受けてUFCから離れた。今回の日本大会にはマウリシオ・“ショーグン”・フア(ブラジル)の負傷欠場を受け、急きょ、白羽の矢が立ったかたちに。
試合直前のオファーである上に、岡見は近年、ミドル級(83.9kg以下)からウェルター級(77.1kg以下)に階級を落として試合を行っていたことから、2階級上のライトヘビー級(93.0kg以下)で戦うのは無謀との声もある。
しかし、ノゲイラは「もちろん勝てるチャンスはある。僕は岡見が勝っても驚きにはならないよ。日本で戦うことでファンは彼の味方になる。日本人が日本で戦うことがアドバンテージになると思う。それに彼には強いハートがある。この直前で試合を受けるのは凄いよね。それには尊敬の念があるよ」と、岡見が勝っても驚かないという。
「小さい選手の方が大きい選手よりも体力がある。そこを生かしていかないといけないね。あとはスピード。ストレートのパンチでカウンターを狙って行くのもいいんじゃないか。正面に立たず、打ちながら横に動いていく戦い方をすればいいんじゃないか」とアドバイスも送った。
ノゲイラは2015年9月1日に現役を引退。引退後はUFCブラジルでのアスリート・リレーションズ・アンバサダー(選手発掘大使)に就任し、若いUFCファイターの育成・発掘を手掛けている。「日本もブラジルも同じで新しい時代の選手たちが増えてきて、10~20年前の選手は少しずつ消えてきている。日本とブラジルの新しい選手が出てくるのを楽しみしているよ」と、新世代の台頭を心待ちにしていると語った。
また、かつてPRIDEで共に戦い、今年6月にUFCの殿堂入りを果たした桜庭和志ついて、「感動的な出来事だった。実は今回日本で彼と会うことになっている。嬉しかったね」と我がことのように喜び、桜庭が10月15日(日)マリンメッセ福岡にて開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』で元UFCのダン・ヘンダーソンと対戦することについて「2人とも友人だ。桜庭のことを応援しているよ(笑)。桜庭がいまだアクティブに練習や試合をしていることを称えたい。見てて嬉しいよ」と話した。
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