【KNOCK OUT】ブシロード木谷氏がキックボクシングの可能性を語る
12月10日(日)東京・両国国技館にて開催される『KING OF KNOCK OUT 2017 両国』の記者会見が11月9日(木)都内にて行われ、ブシロードグループ設立者の木谷高明氏(現・株主会社ブシロード取締役デジタルコンテンツ部本部長・広報宣伝部部長、株式会社ブシロードミュージック代表取締役社長)がKNOCK OUT旗揚げ会見以来となる出席。今後のKNOCK OUTについて語った。
木谷氏は今大会で「KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント決勝戦」を争う勝次(藤本ジム)と全日本スーパーフェザー級王者・森井洋介(GOLDEN GLOBE)のニックネームについて、「蒲田のロッキー(勝次)とかNORAINU(森井)とかニックネームがかわいそう。もうちょっとカッコいいのをつけてあげて欲しい。蒲田は東京で三番目に人気のない街ですよ。もっとおしゃれな街にして欲しい。NORAINUもどうせなら狂犬とかゴールデンドッグとか」とダメ出し。
8月に行われた勝次vs前口太尊の一戦を「あれは素晴らしい試合でした」と絶賛し、決勝戦については「早いラウンドなら森井選手、後半のラウンドなら勝次選手」と予想した。
1年間KNOCK OUTを見てきた印象については、次のように語る。
「1年間やってきて、KO率が85%以上なんです。こんなに高くなるとは思いませんでした。僕のイメージはなかなか決着がつかなくてクリンチが多くなってダラダラするというものだったんですが、それが全然ない。1Rで決着するか、4Rか5Rのギリギリで決着がつく試合が多く、5Rを通じてスリリングな試合が連発されていると思います。素晴らしいイベントなので、ぜひもっと会場で味わって欲しいですね」
また、今後のKNOCK OUTの可能性については次のように語った。
「1年経って大きくなりましたし、世間に広めるために今回はCMを打ち、33駅に看板広告も出しています。それでもまだ助走期間だと思っていますね。可能性はかなりあると思います。これから世間にどう突き刺していくかを考えつつ2年目を迎えます。
1年で会場の雰囲気が良くなりましたし、ライトユーザーでも来やすくなりました。小さいことですが、選手はいいんですがセコンドの金髪は見た目が怖いので勘弁して欲しい(笑)。金髪がいるだけで怖くなるじゃないですか。イベントとして入りやすい雰囲気を作っていきたいです。そうなれば他の人たちを誘いやすくなると思いますし、お客さんが増えていく。
新日本プロレスが6年前にグループに入ったんですが、そこから世間に突き刺さり、売り上げが3.8倍、今は4.5倍になっています。KNOCK OUTは6年前の新日本プロレスがスタートした時点であった土台をまだ作っているところです。しかし、1~2年はかかるでしょう。
今回は世間にちょっと煽りをしただけです。例えれば雪だるまって小さい雪玉を転がしてもなかなか大きくならないが、大きい雪玉を転がせばすぐに大きいものが出来るじゃないですか。その大きい雪玉を作っている段階だと思っています。選手のキャラを育てつつリアルなストーリーを作っていかないといけない」と、長期的な展望でKNOCK OUTを大きく育てていく計画だと話した。
そして、「連続KOしている小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)選手がいつ那須川天心(TARGET)選手とやってくれるのか楽しみですね。誰もが那須川選手が勝つと思っているかもしれませんが、小笠原選手はずっとKOで勝ち進んでいますし秘めたる思いも相当あると思うので分からない。来年のどこかで見られると思いますし、ぜひやってもらいたい」と、今後実現させたいカードとして那須川vs小笠原をあげていた。
●編集部オススメ
・両国大会参戦の勝次「一回戦、準決勝を越えるような試合を見せる」
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