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【K-1】マナートの息子ロエルがロブ・カーマン直伝のローキックを見せる

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2017/11/22(水)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

左右ハイキックを多く蹴ったロエルだが、特別得意な技ではないという

 11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催の『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~』に出場する外国人選手たちの公開練習が、21日(火)都内にて行われた。

 新生K-1初のヘビー級トーナメントに出場するロエル・マナート(オランダ)は、かつてオランダを代表する名選手であった父アンドレ・マナートを相手に2分1Rのミット打ちを見せたが、他のトーナメント参戦3選手同様、明らかに手の内を隠したウォーミングアップ程度のものだった。

「コンディションは万全。試合が楽しみだよ。試合には常に万全で挑む自信がある。日本で試合をすることには大きな意味があるので、充実している」と、父も戦った日本での初試合を楽しみにしているようだ。

 ミット打ちではハイキックを何度も見せたが「KOしたことはないが痛めつけたことならある」と、フィニッシュ技ではないようだった。体重のことを聞くと「自分が今、何kgなのかは分からない。当日のお楽しみさ。特に気にしていないよ」とナチュラル体重で臨むという。

 他の選手の公開練習を見た感想を聞くと「みんな全てを出しているわけじゃないから感想は何もない。俺も準備が出来ているから、みんなも出来ているだろう」と油断はない。

「今の気分は準備万端。試合が楽しみでしょうがない。当日も試合を楽しめると思う」と陽気に話し、「優勝してもチャンピオンベルトを本国に持ち帰れないのがとても残念だよ」(日本で管理するようだ)と、優勝する気満々だ。

 オランダでは父のマナートだけでなく、80~90年代に日本でも活躍してファンも多い“欧州の帝王”ロブ・カーマンからも教えを受けたと明かす。「ロブは生ける伝説だ。彼からはたくさん学んだ。特に彼の得意技でもあるローキックをたくさん学んだんだ。試合当日、皆さんにお見せできると思う」と、カーマン直伝のローキックを見せると話す。

 ならば、多くの名選手を生んできたオランダ目白ジムで一番憧れているのはカーマンなのかと聞くと、「いや、自分の姉さんのシャロン・マナートだよ。彼女もキックボクサーなんだ」とのこと。「姉さんも応援に来てくれるので心強い。試合が楽しみだ。持てる全てを出して試合がしたい」と、ファミリー一丸となって今回のトーナメントに挑む。

 また、MMA(総合格闘技)の名門ジムであるアメリカン・トップチームでもトレーニングを積んできた。「MMA以外の選手とも練習をしたし、寝技もやった。今後MMAの試合もしようと思っているんだ。でも今はキックボクシングをやる。アメリカン・トップチームはジムの設備が整っているし、場所もマイアミで環境もいいのでたくさん練習をしてきた」と、ゆくゆくはMMAに挑戦すると語った。


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