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【RIZIN】浜本キャットは那須川天心のストーカー

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2017/12/12(火)UP

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那須川(左)との対戦をアピールし続け、その執念が今回の抜擢の理由となった浜本(右)

 12月29日(金)31日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』の記者会見が12月12日(火)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。

 4人制のRIZIN KICKワンデートーナメント(57.0㎏契約)で、公募となっていた那須川天心(19=TARGET)の対戦相手にはILFJ認定ラウェイ王者・浜本“キャット”雄大(27=クロスポイント大泉)が名乗りをあげた。

 ラウェイとは、手にグローブではなくバンテージのみを着用し、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加え、頭突きや投げ技、立ったままの関節技、さらには故意と見なされなければ金的攻撃も反則にならない過酷なルールで行われているミャンマーの伝統的な格闘技。

 榊原実行RIZIN実行委員長は、「那須川選手の対戦者を募集したところ、国内外から30名以上の熱のこもった選手たちのオファーをいただきました。その中で今回、浜本選手に12月31日に那須川選手の隣に立つ権利を与えることにしました。理由のひとつはラウェイのチャンピオンであること。もうひとつは彼自身、那須川選手をストーカーのごとく数年にわたって追いかけ続けてきたこと。なにより最初に手を上げた。

 最も最初にアクションを起こしたアグレッシブさとひたむきさ、そして実績で白羽の矢を立てて彼に機会を与えることにしました。キックボクシング団体のタイトルマッチとは違い、RIZINは立ち技を広く捉え、せっかく立ち技でやるのだから那須川選手の隣に立ったことがない競技のチャンピオンを揃えることにしました。まさに立ち技の異種格闘技戦、この4人のワンナイトトーナメントを正式に発表します」と、今回のトーナメントの趣旨とメンバーを選んだ理由を説明(もう一方のブロックはアマチュアボクシング王者である藤田大和vsパンクラス三階級制覇王者・砂辺光久)。

 浜本は「RIZINファイターになりました。天心選手を絶対にぶっ倒します。ラウェイに出たのもこの試合に辿り着くための必要な経験だったと思います。絶対に倒します」と意気込む。「(那須川を)意識したのはデビューしてから55kgのトップ選手とバリバリやっていたので。自分も55kgでやっているならばナンバーワンに立ち向かって行かなければ格闘技をやっている意味がない」と那須川をつけ狙っていた理由を話した。

 迎え撃つ那須川は「相手が気合い入っているのでいつも通りに普通に倒したいと思います。浜本選手、頑張ってください」と涼しい顔で答え、「トータル的に何でも出来る選手だと思います。それと僕に対しての気持ちが強い選手かなって感じですね」とサラッとコメントした。

 なお、このワンナイトトーナメントには那須川のスポンサーでもある大手ゲーム会社Cygames(サイゲームス)の冠協賛が付き、優勝賞金200万円が300万円にアップしたことも発表された。試合は3分3R、延長1Rあり。一度のつかみ(首相撲や相手の蹴り足をキャッチするなど)につき一発だけ攻撃が許されるキックボクシングルールで行われる。

<決定対戦カード>
▼RIZINキックボクシング・トーナメントルール 57.0kg契約 3分3R
那須川天心(TARGET/ISKAオリエンタルルール世界バンタム級&RISE同級王者)
vs
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/REBELS/ILFJ認定ラウェイ王者)


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