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【ONE】初の女子ストロー級タイトルマッチが決定

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2017/12/16(土)UP

初代女子ストロー級王座を争うテオ(左)とジンナン(右)

「ONE Championship」(通称ONE)が女子ストロー級王座を新設し、来年に初代王座決定戦を行う。12月12日(火・現地時間)同団体のチャトリ・シットヨートン代表が自身のSNSを通じて明らかにした。

 同団体の女子部門では既に女子アトム級(47.7kg〜52.2kg)の王座が創設されており、昨年5月の初代王座決定戦で日本のV.V Mei(ヴィーヴィー・メイ)を破ったアンジェラ・リー(21=カナダ)が19歳の若さで王座に就いた。リーはその後も2度の防衛に成功し、ONEで絶大な人気を誇るトップスターの地位を確立している。

女子アトム級王者リーはその実力と愛嬌のあるキャラクターで、トップスターの地位を確立した

 今回王座が新設されるのはアトム級の一階級下となるストロー級(52.3kg〜56.7kg)で、既に初代王座決定戦を争う選手とその日程も決定。2018年1月20日(水・同)インドネシアのジャカルタ・コンベンション・センターにて開催されるONEの新年第一弾大会『ONE:KINGS OF COURAGE』で、ティファニー・テオ(28=シンガポール)とシャオ・ジンナン(29=中国)が初代女王の座を争う。

テオは今年11月の試合で1R一本勝ち。文句無しの完勝で、試合後にタイトルマッチをアピールした

 テオはボクシングの国内タイトルを獲得した実績を持ち、ムエタイと柔術も経験。昨年2月に他団体でプロデビューし、3戦連続の1R勝利を飾ると、同年11月に満を持してのONE参戦を果たした。ONEでもその勢いが衰えることなく、今年11月までに4連勝。プロ通算戦績を7戦全勝(KO・TKO勝ちが2回、一本勝ちが3回)とし、「次の試合がタイトルマッチになることを願っている」とアピールしていた。

ジンナンは12月のONEデビュー戦で、爆発力のあるパンチ連打を見せつけ初回TKO勝ちを飾った

 対するジンナンはムエタイやキックボクシングの試合にも出場している強打者で、MMA(総合格闘技)は2014年8月に中国のビッグプロモーション「Kunlun Fight」でプロデビュー。同団体で10勝1敗(KO・TKO勝ちが7回、一本勝ちが1回)の好戦績を収めて、12月9日にONE初参戦を果たした。デビュー戦ではフィリピン人選手に1RでTKO圧勝。今回2戦目にして早くも王座決定戦のチャンスを掴んだ。

 テオがONEの本拠地でもあるシンガポールから初の王者誕生を願うファンの期待に応えられるか。それともジンナンが初の中国人王者となるか。また今後、日本人選手の参戦も期待される。

PHOTOS(C)ONE Championship

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