【ボクシング】田口と統一戦で激突のメリンド「寒い日本ではスタミナ万全」
12月31日(日)に東京の大田区総合体育館で行われるトリプル世界戦の調印式と公開計量が、30日(土)都内ホテルにて行われた。
日本ボクシング史上2度目となる世界チャンピオン同士による王座統一戦に臨むWBAライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)は48.8㎏で、IBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)は48.7㎏で、両者とも無事に計量をクリアした。
田口は「コンディションはいい状態で上がれそうです。プロボクサーである以上、強い相手とやるのは当たり前。明日は激しい打ち合いになると思いますが、勝つのは自分です」と盤石の自信を見せた。
そして、「今メジャー団体が4つある中で、ファンには誰が一番強いのかわからないような状況になっていると思う。それをわかりやすく決める統一戦を戦えて嬉しい」と、統一戦で自分が”真の世界最強”だと示すチャンスに燃えている。
対するメリンドは、今年5月に八重樫を1RKOし、IBF王座を奪ったハードパンチャー。
「田口との試合を早く終わらせて、日本の寒い気候を楽しみたい。私はフィリピンの暑さの中で練習しているので、寒い国での試合だと、すごくスタミナが持つんです」と、現在も気温が22~30℃の母国での猛練習が、寒い冬の日本で活きると強調した。
さらに、「私の夢はこの4団体王座を統一すること。この日本で、日本人と試合してWBA王座を獲ることは簡単ではないし、田口も私のIBFベルトを獲ろうと必死で攻めてくるだろう。だが私は神を信じて闘う。確実に勝つ自信があります。勝ってフィリピンのファンと喜びをシェアしたい。素晴らしい試合になると期待している」と、4団体王座統一への第一歩として、今回2団体統一王者になることを誓った。
これに対し、田口は「明日の試合で勝つこと、それが今の自分の夢です」と、先のことよりも、まずこの試合にしっかり集中していることをうかがわせた。
田口はさらに囲み取材で、これまでは大みそかといえば前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志というイメージだったが、と問われると「内山さんからは、LINEで『明日、がんばれ』と言ってもらいました。自分が大みそかのメインに抜擢されたのは信じられない思いですが、それに恥じない試合をします。倒すつもりで行きます」と、ジムの先輩である内山の思いも背負って統一王者になることを誓った。
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