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【RIZIN】那須川天心、飛びヒザ蹴りでのKO決めていた

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2018/01/01(月)UP

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浜本(右)をマットに沈めた飛びヒザ蹴りは、最初からこれで決めようと狙っていた技だった

 2017年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』。同大会で行われた「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」で優勝した那須川天心(TARGET)が大会終了後に喜びを語った。

「最高です。(トーナメントで)2試合両方勝ったのと、1年を最高の形で締められた。完ぺきではないですが、いろいろなことあった1年だなと。長いようで短い1年で、来年ももっといい年にしたいと思いました」

 1回戦で対戦したラウェイ王者・浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)戦は「距離が思ったより遠くて手こずったんですが、(ウォーミング)アップからずっと決めようと思ってやっていた走っての飛びヒザ蹴りが入ってよかったです。本当は1Rの最初から走ろうと思ったけど、ちょっと手間取って」と、フィニッシュとなった飛びヒザ蹴りは最初から狙っていたと明かす。

ボクサーの藤田(左)にはあえてパンチ勝負を挑んだ

 決勝戦のアマチュアボクシング5冠王・藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)戦は、「試合前は蹴り倒すと言っていましたが、パンチで勝負しようと決めていました。前回倒せなかった(10月の福岡大会で判定勝ち)ので怒りモードの那須川天心が出たと思います。最初のダウンで勝ったなと思ったんですが、変に躊躇するとやられると思ったので倒しに行きました」と、パンチでのダウンも狙い通りだった。

 本来はMMA(総合格闘技)の舞台であるRIZINでキックルールの試合をやることにプレッシャーもあったと言い、「これで自分が優勝できなかったらキックだめじゃんと思われしまうし、キックボクシング=那須川天心となるように頑張っているので、RIZINの舞台で出来たのがよかった。いい勝ち方でいい試合が出来たので、MMAが好きな人もキックもいいなと思ってくれたと思います」と、キックボクシングの面白さを伝えられたのではないかと話す。

 トーナメントの優勝賞金300万円の使い道を聞かれると、「ジムのみんなと旅行に行きたい。あと新しくTEPPENジム(父の那須川弘幸氏が会長)が1月11日にオープンするので、その経費に使いたいです」とした。

 また、バンタム級トーナメントで優勝した堀口恭司については「本当に凄いなと思いました。元UFCの選手はレベルが違うと思いましたね。いずれ機会がくればやってみたいですね。挑戦者として」と対戦も視野に入れているが、「MMAだと(今は)すぐにやられてしまうと思うので最初はキックルール、その後はMMAルールというようにオファーがあれば両方でやりたいです」と、両ルールでの対戦を希望した。

 そして2018年の活動については「昨年は多めに試合をしないと言って9試合して、今年こそはと思ったけどやはり9試合やったので、来年も9試合くらいやるかなと思っています。やれと言わればやります。僕を見たいと思ってくれる人が増えていけば格闘技ファン人口も増えていくと思うので、来年も頑張っていきたい」と語った。

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