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【シュートボクシング】鈴木博昭、二大トーナメント制覇へ向けて前哨戦

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2018/02/07(水)UP

2015年のSB世界スーパーライト級王座決定トーナメント決勝戦での鈴木(右)、あの強さを取り戻せるか

 2月10日(土)東京・後楽園ホールにて開催される2018年シリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2018 act.1』に出場するシュートボクシング(以下SB)世界スーパーライト級王者・鈴木博昭(33=ストライキングジムARES)の試合直前コメントが主催者を通じて届いた。

 鈴木はINNOVATIONライト級王者・山口侑馬(22=山口道場)と対戦する。兄の裕人とは昨年4月に対戦し、鈴木がKO勝ちしている。
「兄はガンガン前に来るイメージでしたが、弟の方は綺麗に戦う印象があります。弟は対策をしっかり練ってくるでしょうね。そこを上回ることが僕の課題になります」と、兄のリベンジを狙ってくるであろう山口に油断はしない。

 試合展開については「シュートボクサーの試合をして盛り上げて存在感を見せ付けて勝ちたいと思います。あまり先を見ている場合ではないので、まずは山口戦でしっかり勝ちます」。昨年6月に海人、10月には水落洋祐に敗れている厳しい状況の中、この試合で存在感を示すつもり。
 
 2015年にSB世界スーパーライト級王座決定トーナメントを制覇したときのような、野性的な強さを失っているとの声もあるが「そこは自分でも分かっています。あまり硬くなりすぎて勢いがない試合をしたら面白くないですし、今は今の自分を出して盛り上げるようにしています」と現状については冷静な構え。

「水落戦ではKNOCK OUTのリングで存在感を見せようとぶっ倒しにいくことを意識し過ぎてしまい、それによってミスが起きてしまいました」と前戦での空回りを告白。
 その教訓から「攻守のバランスをしっかり取って、盛り上げる・勝つ・倒すことが僕の至上命令。観ている人を意識して必ずフィニッシュします」と、盛り上げつつも倒し、勝つ試合を約束した。

8カ月ぶりのホームリング参戦の相手は関西の雄・山口侑馬。S-cup出場に向けた査定試合の面も。

 昨年には同門の内藤大樹がRISEのDoAトーナメントで優勝したが「内藤のサポートに全てを懸けたところ、彼は結果を残してくれました。一緒に内藤と練習することで、僕がトーナメントに懸けていた頃のことをたくさん思い出すことができ、改めてもう一度頂点に立ちたいと思いました」と後輩の頑張りが刺激になったと語る。

 今年はS-cup世界トーナメント、KNOCK OUTスーパーライト級トーナメントがある。「1年に2度もトーナメントを制覇したシュートボクサーはいません。どちらも制覇することを目標にしているのでモチベーションは高いです。もう試合をしたいと思わなくなるぐらい、今までやってきたことを全て凝縮させて今年の1年に懸けます。2015年にSB世界スーパーライト級王座決定トーナメントを制覇した時もそのぐらいのつもりで臨みました」と、2015年の強さを取り戻すことを宣言。

「SBでは若い世代が育っていますが、僕は魂を込めた試合を見せることを意識しています。燃えるような全力をぜひ見ていただきたいと思います。アンチの方でも応援してくれている方でも、僕の戦いを一度生で観て下さい」とアピールする鈴木。再起を占うゴングは10日に鳴る。

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