【GLORY】バダ・ハリが前日計量で戦闘モード解禁「あいつをKOしてやる」
3月3日(土・現地時間)オランダ・ロッテルダムの屋内競技施設アホイ・ロッテルダムで開催される『GLORY 51 Rotterdam』の前日計量が、2日(金・同)に行われた。
今大会のメインイベントはヘビー級(95kg以上)ワンマッチ。元“K-1の悪童”ことバダ・ハリ(33=モロッコ)が、ヘスディ・カラケス(34=エジプト)を相手に、1年3カ月ぶりとなる復帰戦に臨む。
計量はハリが101.8kg、カラケスが111.4kgを記録(ヘビー級は体重の上限がないため参考計量として記録)。カラケスがハリを9.6kg上回ることに。
2月に開かれた会見では、何度も笑顔を見せてカラケスにも敬意を口にしていたハリだが、この日は一転して険しい目つきとファイティングポースで戦闘モードを醸し出す。一方のカラケスも拳を高々と上に掲げて見せ、自信に満ちあふれた表情で会場からの拍手に応えた。
司会者から先にマイクを向けられたハリは、「調子はいい。ハードなトレーニングを積んできた。速さ、爆発、怒りだ。あいつをKOしてやる。押忍」とKO予告。自らのコメントを述べ終わると、カラケスのコメントを待たず足早に会場を去った。
これを受けて、カラケスも「勝つのは俺だ。1Rでも3Rでも構わない。最後に手が上がるのは俺だ」と勝利宣言を繰り出し、しっかりと闘志をアピールした。
因縁の再戦と言われる今回の一戦。その理由は、2010年5月に行われた『IT’S SHOWTIME』(イッツ・ショータイム=ヨーロッパ最大のキックボクシング・プロモーションであったが現在はGLORYに買収・統合)のヘビー級タイトルマッチでの一件だ。
当時、同団体の王者であったハリは試合を優位に進めながらも、2Rに転倒したカラケスに対して蹴りを見舞い、反則負けで王座から陥落。望まぬかたちで新王座に就いたカラケスが、試合後すぐに再戦を口にするなど、両者は遺恨を残した。
それから7年以上の歳月が経ち、ハリは自身が犯した暴行事件などの罪による刑期を終え、1年半ぶりに戦線復帰することが決定。これを聞いたカラケスはすぐに自らのSNSを通じて復帰戦の相手に名乗りを上げ、今回の再戦が実現することとなった。
果たして遺恨試合はどのような結末を迎えるのか。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。
PHOTOS(C)James Law, Glory Sports International
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