【K-1】体重オーバーの王者にKO勝ちした卜部功也「体重超過にはもっともっと厳しくしないと」
3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催された『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~』の一夜明け会見が、22日(木)都内にて行われた。
K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチで、初代王者ウェイ・ルイ(26=大東翔クラブ/CFP)を2R1分15秒、左ストレートでKOし、第2代王座に就いた卜部功也(27=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が出席。卜部はスーパー・フェザー級に続く二階級制覇となった。
王者ルイは前日計量で700グラムオーバーし、タイトルマッチとして試合は行われるが勝っても負けてもルイは試合後に王座をはく奪。卜部が勝った場合のみ新王者として認定される。また、ルイは減点1、グローブハンデとしてルイ10オンス、卜部8オンスのグローブを使用する(本来は双方とも8オンス)ペナルティーが科せられた状態で試合は行われた。
卜部は「いろいろアクシデントはあったんですが、無事チャンピオンになれて嬉しく思っています。お腹は狙おうと考えていて、左の蹴りはストレートを合わせられると思ったので前足(卜部はサウスポーなので右足)での蹴りを使いました。ゴンナパーとの試合を見たら、左ミドルはすかされると思って左の蹴りは多用せず、前足で攻めようと思っていました。(最後の左ストレートは)しっかりやってきたことは出せたと思います。狙い通りでした」と、作戦がずばりハマったと試合を振り返る。
ルイの体重オーバーに関しては「体重オーバーにはより厳しくしないとダメだと思います。K-1は格闘技の中で世界最高峰だと思っているので、こういうことがあってはならない。体重超過にはもっともっと厳しくしないと」と訴えた。
「実際は(試合をやるか)どうしようかなと思っていたんです、700グラムオーバーと聞いて。僕も水抜きがキツかったし、キツい状況でやっているのでコンディションを整えるのも大変でした。でも、このイベントへ向けて全選手が整えてきたんですよね。だからこの試合がなくなるのが嫌で、何が何でも試合がしたい、どんな状況でもしたいと思っていました」
前日に700グラムオーバーしていた相手とやるのは「怖かった」という。「実際は怖いですよ。700グラムでもあっちの方が全然デカいですし、怖いと思ってやっていました」
また、3月1日にWBC世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介(35=帝拳)と対戦したルイス・ネリ(23=メキシコ)が、体重オーバーした騒動も頭をよぎったという。
「あれで、もし自分がオーバーしたらどうしよう、ならないようにしっかり落とそうと思ったんですが、まさか相手がなるとは思わなくて。負けるイメージも出て来たんですよ。負のイメージも思い描いて、その葛藤はありました」
しかし、実際は完璧な勝ち方での王座奪取。これからについては「K-1は強い選手を連れて来るので、それを一人一人倒していきたい。まだまだ挑戦していきたいですね」と、王者になっても挑戦を続けたいとし、「新宿FACEの200人くらいの観客から始めて、そこから考えたら15,000人の観客の中で試合が出来たことを嬉しく思います。ここまでやってきてよかったと感慨深いです。入場した時も嬉しかったです。こんなにお客さんが埋まったところで出来るのは本当に幸せだと。それでチャンピオンになれて嬉しかったですね」とほほ笑んだ。
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