【ボクシング】村田諒太が公開練習「欲を抑える」ことが勝利のポイント
4月15日(日)神奈川・横浜アリーナにてWBA世界ミドル級王座の初防衛戦に臨む、王者・村田諒太(32=帝拳ジム)の公開練習が2日(月)都内所属ジムにて行われた。
村田は同級8位・エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)の挑戦を受ける。ブランダムラの戦績は27勝(5KO)2敗で、身長178cmの右ボクサーファイター。
公開練習前に行われたインタビューで、村田は「楽しみだけじゃないですね。緊張感の方が強いです。勝たないといけないというプレッシャーはあります」と、初防衛戦のプレッシャーがあることを隠さない。
王座は獲るよりも初防衛戦の方が難しいと言われる。その理由を村田は「欲を出しすぎて、1Rから圧倒してやろうとか、チャンピオンとしての姿を見せたいとか、そういう気持ちになりがち。それがその正体(理由)だと思うので、それを抑えないといけない」と冷静に分析。
だからこそ今回のポイントは「メンタルのコントロール」だと言う。「どれだけ落ち着くことが出来るか。プレッシャーをかけていく必要はありますが、かけようとしすぎて自分の距離でなくなってしまうのが直さないといけないところ。それが前回のエンダム戦での反省点でもあります。冷静に自分のボクシングが出来れば、自分自身でも下馬評は上だと思っています。あとはメンタルをコントロールして出来れば結果はついて来ると思います」
公開練習ではシャドー、ミット打ち、スパーリング、サンドバッグ打ちなどを披露。「僕、公開練習がほんまに嫌いなんですよ。試合ならまだいいけれど、こんな近くでたくさんの人に見られるのは嫌」と苦笑しながらも、スパーでは得意の右ストレートでのカウンターに加え、強烈な左フックもヒットさせた。スパーは今日でちょうど100R目だったという。
公開練習を終えた村田はやはりメンタル面に触れ、「いいところを見せようとすると詰めすぎて“あれ?”ということがあるので、こういう時に調整しないと本番でも出ないですからね。今日、こうして出来てよかったです」と、公開練習で大勢のマスコミの視線の中でスパーが出来たことはよかったと語った。また、左フックについては「練習では出ているので試合でも使おうと思っています。今日みたいに自然に出てくれればいいなと思います」とした。
「パワーとタフネスでは僕の方が絶対に上。気持ちが前へ出すぎて入りすぎないように、ジャブを打って自分の距離を保てば相手のパンチも見えるし、カウンターも合わせやすくなる。ブランダムラはジャブに右をかぶせてくるので、そこは気を付けます」と、冷静になって自分の距離を保って戦えれば勝てると話した。
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