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【レベルス】超攻撃型ムエタイ・スアレックに挑む杉本卓也「真っ向勝負で倒して勝つ」

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2018/05/28(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

カード発表記者会見での杉本(左)とスアレック(右)

 6月6日(水)東京・後楽園ホールで開催されるキックボクシング&ムエタイ大会『REBELS.56』で、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者スアレック・ルークカムイ(32=タイ/スタージス新宿ジム)の王座に挑戦する、J-NETWORKスーパーライト級王者・杉本卓也(24=ウィラサクレック・フェアテックスジム)のコメントが主催者を通じて届いた。

3月、増井侑輝(右)に初回KO勝ちし、初戴冠を果たした杉本(左)

 挑戦者・杉本はムエタイジムに所属しながらも蹴りよりパンチが得意なファイター。今年3月には別団体のキックボクシング大会『J-NETWORK』で、パンチによる3ノックダウンを奪っての初回KO勝ちでJ-NET王座に就き、初戴冠を果たした。その勢いのまま今回、王者スアレックに挑む。
 
 スアレックは昨年11月に王座決定トーナメントで優勝して同王座を獲得し、今回が初防衛戦。日本を主戦場にするタイ人ムエタイ戦士で、パンチ&ローキックのアグレッシブなファイトスタイルから“超攻撃型ムエタイ”と呼ばれる。昨年9月には”日本ムエタイ界の至宝”梅野源治と対戦。判定で敗れはしたものの、梅野をして「スアレック選手はパンチ、蹴り、ヒジ等、すべての攻撃が重い」と言わしめた。

昨年9月、梅野(右)と対戦したスアレック(左)

 日本人選手では、なかなか「スアレックとやりたい」と申し出る選手も少ないが、今回のスアレック戦は杉本がREBELSの山口元気代表に強く希望して実現したという。その理由を杉本は次のように語る。

「チャンピオンになって初めての試合なので、みんな対戦相手を選ぶと思うんですけど、僕は(山口)元気さんにわがままを言いました。『モチベーションの上がる相手とやらせてください』と。せっかくベルトを獲って、ちやほやされたい気持ちもありますけれど(笑)、それよりもヤバいヤツとやって勝ちたい、と思うんです。

 格闘技は30歳になる前に辞めるつもりです。男3人兄弟の長男で、親孝行もしたいし、格闘技だとお金も稼げないですし、怪我とかで体のことも心配なので。ベルトも獲ったし、そんなに長くやるつもりもないので、あとは『どんな舞台で、どれだけ強い相手とやるか』が自分の中で格闘技を続けていくポイントなんです」と、スアレック戦を望んだ理由を話す。

 しかし、3月の『K’FESTA.1』で行われた「K-1 WORLD GP第4代スーパーフェザー級王座決定トーナメント」にエントリーしたスアレックは、1回戦で小宮山工介にハイキックでKO負けを喫してしまう。この結果には杉本をはじめ、所属するウィラサクレックジム勢は怒り心頭だったという。

小宮山(左)にハイキックでKO負けを喫したスアレック

「1週間ぐらい、ウチのジムは引きずっていましたよ。『アイツは~』って(苦笑)。記者会見とかで『(杉本と同門のタイ人選手)ゲーオ(初代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)やゴンナパー(第5代Krushライト級王者)より強い』って言って、あの結果ですから。僕もちょっと期待してたので、倒された時は『ええっ!?』と思いましたよ。

 ただ、K-1ルールだったし、体重も60㎏でしたから(スアレックは通常63.5kg以下級)。現場で見てたんですが、スアレック選手はげっそりしてて元気がない感じがしていたので。もちろん、小宮山選手は強いだろうと思いますけれど、僕はスアレック選手はムエタイルールの方が強いと思っています。

 パンチ、蹴りも強いですが特に強いのはヒジですよね。だから『K-1だと優勝まではいかないだろうな』とは思っていましたし、あの試合は何の参考にもならないです」と、本来の体重とルールで戦うスアレックは侮れない、という。

所属するウィラサクレックジムの前で

 最後に杉本は「スアレック戦が決まった時は、正直、怖さもありました。去年、REBELSのスーパーライト級王座決定トーナメントの時は『スアレック選手とやったらコテンパンにやられるんだろうな』と言っていたぐらいですから(杉本は準決勝で敗退)。
 
 だけど、ゴンちゃん(ゴンナパー)やゲーオ、KOUMA(元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者)さんとスパーリングをしたり、練習でも凄く追い込んできて、タイ人トレーナーも『今のタクヤなら、スアレックとどちらが勝つか分からない』と言ってくれるんです。
 
 僕は、梅野源治選手(2017年9月にスアレックと対戦し判定勝ち)みたいにテクニックでスアレック選手を完封するような試合は出来ないので、真っ向勝負で倒して勝つしかないと思っています。ぜひ後楽園ホールで、生で僕とスアレック選手の激戦を見てください」と熱く意気込みを語った。

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