2018/07/20（金）UP
（最終更新：2018/07/20 11:57）

現時点で参戦が決まった9選手。（上段左から）マクドナルド、リマ、コレシュコフ、フィッチ、ラーキン、（下段左から）ペイジ、ネイマン、ルース、アモソフ

　7月17日（火・現地時間）アメリカのメジャー総合格闘技団体『Bellator MMA（ベラトール・エムエムエー）』は、新たに開催が決まったウェルター級トーナメントについて、出場選手と開幕試合のカードを発表した。

　トーナメント出場選手は、ローリー・マクドナルド（28＝カナダ）、ドゥグラス・リマ（30＝ブラジル）、アンドレイ・コレシュコフ（27＝ロシア）、ジョン・フィッチ（40＝アメリカ）、ロレンズ・ラーキン（31＝アメリカ）、マイケル・ペイジ（31＝イギリス）、ネイマン・グレイシー（29＝ブラジル）、エド・ルース（27＝アメリカ）、ヤロスラフ・アモソフ（24＝ロシア）の9名に、現在選定中の1名を加えた計10名。

多彩な蹴り技を武器としているコレシュコフ（奥）

　この10名がどのような組み合わせでトーナメントを争うかなどはまだ明らかにされていないが、現地メディアの報道によると、まず10名のうち4名が1stラウンド（もしくは本戦出場権を懸けた査定試合）に臨み、2ndラウンド（もしくは本戦）から8名が争うことになるようだ。

　トーナメント開幕の舞台に決まったのは、9月29日（土・現地時間）アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催される『Bellator 205』。ここでは開幕試合として、リマvsコレシュコフの元Bellator MMA世界ウェルター級王者対決という、いきなりのビッグカードが実現することになった。

　両者は2015年7月と2016年11月の2度、王座を懸けて対戦しており、その成績も1勝1敗の五分。一度目はコレシュコフがリマを判定で下して王座を奪取し、二度目はリマがコレシュコフを3RでKOして王座を奪還している。今回が三度目の対戦にして決着戦となる。

今年1月のウェルター級タイトルマッチで、マクドナルド（右）とリマ（左）は両者流血の大激闘を繰り広げた

　そして、そのリマから今年1月に判定勝ちで王座を奪ったのが、今回のトーナメントで優勝候補大本命と目される現Bellator MMA世界ウェルター級王者マクドナルドだ。

　マクドナルドは世界最高峰の総合格闘技団体『UFC』でウェルター級タイトルマッチを経験するなど、トップファイターとして活躍。2016年6月の試合を最後にUFCを自ら離脱してBellator MMAへの電撃移籍を果たすと、移籍2戦目にしてリマを激闘の末に破り、王座獲得に成功した。今回は現役王者としてトーナメントに乗り込む。

　なお、マクドナルドについては、『Bellator 205』でゲガール・ムサシ（32＝オランダ）のBellatror MMA世界ミドル王座に挑戦することも決まっており、ウェルター級トーナメントには来年2月から参戦する可能性が高いということが、現地メディアによって報じられている。