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【正道会館】21歳の若き重量級エース伊藤蓮が他流派強豪を迎え撃つ

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2018/08/03(金)UP

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昨年、20歳にして重量級を制覇した伊藤蓮。正道会館のライバルのみならず、他流派の強豪を相手に王座を守り抜けるか

 9月2日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第一競技場にて、正道会館主催『KARATE ALL JAPAN 2018 第37回全日本空手道選手権大会2018』が開催される。

 石井和義館長率いる正道会館の全日本選手権大会は、後にK-1で活躍する佐竹雅昭、角田信朗、田上敬久などを生み出した。また、カラテワールドカップとして開催された1992年にはK-1で活躍した故アンディ・フグが優勝している。

 その歴史を受け継ぐ今大会では一般男子、一般女子、マスターズ、ジュニア、チャレンジファイト(黒帯以外)の5カテゴリーでフルコンタクト空手ルール(直接打撃制)による階級別の勝ち抜きトーナメントが行われる。正道会館ルールの特徴は道衣をつかまない捌きや引っ掛けが有効となっている。

 一般男子重量級(75kg以上)には、2016年中量級優勝・2017年重量級優勝の若きエースである伊藤蓮(21=正道会館総本部)が重量級2連覇を目指して出場。「僕を日本一にしてくれた父に感謝。父と過ごしてきたこの最高の時間。最高の伊藤蓮を見せて恩返しします。次は僕が父を日本一の父にします」と、父親のためにも優勝したいと親思いのコメント。

数々の大会で実績を残している“他流派荒らし”白蓮会館の内藤(右)

 その前に立ちはだかるのは2012・2016年WKO(世界組手連盟)ワールドカップ重量級2連覇、2016年JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)第3位の内藤貴継(白蓮会館佐賀唐津支部)。様々な大会に挑戦している内藤は正道会館全日本制覇を狙い「楽しんで勝ちにいきます」と意気込んでいる。

 第4回極真連合杯世界空手道選手権大会3位の実績を持つ石嶺雄大(琉道會館)が初参戦。「正道会館さんの全日本大会に一般の部で出場するのは初めてで、今まで戦ったことの無い選手と試合が出来るのが凄く楽しみです。ルールも多少違うところがあると思うのですがしっかり対応して、その上で自分の良さを出しながら優勝まで一気に駆け上がって行きたいと思います。1試合1試合楽しんで頑張りたいと思います」と、初出場初優勝に燃えている。

次ページ:中量級と軽量級の有力選手

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