【Krush】初の王座獲りへ、木村ミノル「今の格闘技界は僕次第でどうにでもなる」
8月5日(日)東京・後楽園ホールにて開催されるキックボクシングイベント『Krush.91』の公開計量&記者会見が、4日(土)都内にて13:00より行われた。
メインイベントのKrushウェルター級タイトルマッチで対戦する、王者・塚越仁志(34=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は67.4kg、挑戦者・木村“フィリップ”ミノル(24=K-1ジム五反田チームキングス)はリミットちょうどの67.5kgでそれぞれ計量をクリアー。
これが3度目の防衛戦となる塚越は「今回はけっこう減量がきつくて、最後に頑張ってやっとここまで持ってきたって感じです。調整も上手くいって、あとは明日に全部爆発させるだけだと思っています」と、計量をクリアーしてホッとした様子。
挑戦者の木村に対しては「心の底からワクワクしています。木村選手はスター選手なので映像やインタビューをいろいろ見てたんですが、明日は俺を倒しに来るって言ってくれてたので、しっかり俺もそれに応えたいと思います。(勝敗を分けるポイントは)何がどうとかではなく、最後に立っているのは自分だと信じています」と、ネームバリューのある木村との対戦にワクワクしながらも、勝つのは自分だと主張した。
対する木村は現在3連勝、Krush王座への挑戦は実に約4年8カ月ぶりとなる。
「自分自身とチームを力強く信じて、物凄く良い調整が出来ました。格闘技ではチャンピオンとそうじゃない選手とでは、魂的にも違ったステージにいると思うので、僕がリングで不利になることが多くなると思う。でもその分までしっかりチームのみんなとトレーニングしてきました」と、初のベルト獲得へ向けて準備は万端のようだ。
塚越に対しては「絶好調で来てくれたんだなって思った時に、普通だったらそれに恐怖心を覚えたりするんですが、今回はそれが凄い嬉しくて、自分自身も覚悟を持ってやってきたので、それに応えてくれたのかなってワクワクします。(勝敗を分けるポイントは)塚越選手のミステイク。1回それがあれば僕のものにします」と、1度のミスが命取りになると予告。
さらに木村は「Krushが何でここまで特別な存在であるか分からせるような、Krushらしい試合を僕なら出来ると思っています」と言い放つと、「今の格闘技界は僕次第でどうにでもなるぐらいの大きな力を握っていると思っていて、でもその自信がリングで出せなかったら、ただの普通のファイターです。明日はKrushのタイトルマッチという、塚越選手が一番輝いて力を発揮するリングで、環境が整っていると思います。僕は正直言うとその環境が苦手なんですが、僕は自分の弱いところに立ち向かいます。
塚越選手と戦う前に凄い大きな敵がいるので、そいつさえ乗り越えればリング上は楽しめる。リングで楽しんでるヤツを見れば、お客さんは嫌でも楽しくなれるし、日常では見られないような刺激的なものが僕の試合には籠っています。今の僕には言動、生き様全てにオーラが備わっている。試合内容どうこうより、スーパースターがリングにいると思って楽しんでください」とファンへメッセージ。
続けて「今までの僕は自分の能力を抱えきれなくて、使い方が分からなくて実力を出せなかった。でも今は全てを知って乗り越えたので、もう何も怖くないです。俺と塚越選手は言葉や態度は違うけど、きっと同じことを体現したくて、生活に全てを懸けているんじゃないかなって思っています。
塚越選手はベルトへの愛・執念が凄い見えて、僕はこの試合で勝ちを確信していますが、練習でもきつい場面で気付いたら塚越選手の顔が思い浮かんでいるし、ベルトを獲るためにはこれぐらいでは足りないって思ってやってきました。明日はいつもと違う僕が見えると思います。塚越選手もヤバイし、俺もヤバイ。明日はどちらの応援とかファンとかではなく、とにかく楽しみましょう」と、明日の試合は“ヤバイ”とした。
それを聞いた塚越は「木村選手がそう言ってくれて凄く嬉しいんですが、そのスーパースターを相手に、カッコ悪くても良いから、どんな形であれ防衛するっていう僕の執念を見に来てください。リングに上がって、そこで起こることが全てです。見に来てくれれば全て分かると思います、以上」と語った。
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