【グラチャン】10周年大会で賞金総額20万円の勝敗予想サービスを実施
9月9日(日)に東京・大田区総合体育館で『10周年記念大会』を開催するGRACHANが、同大会で賞金総額20万円のスポーツベッティングを実施することについて8日、都内でGRACHAN岩崎ヒロユキ代表と株式会社チアードの若山史郎代表が会見を行った。
今回の「GRACHANベッティング」は、参加者が全14試合のなかから対象となる8試合(第14試合、第13試合、第10試合、第9試合、1MC第6・7・8試合、第4試合)の試合結果の予想を行い、予想的中率に応じて、賞金総額20万円が提供されるというもの。
観客は会場で配られるチラシやパフレットに掲載されたQRコードからスマホにアクセスし、複数の試合予想を行う。
運営するのは、スポーツベッティングを日本国内で適法に運用することを可能にするサービス提供や、特許開発を行っている株式会社チアード。同社は景表法に基づいたベッティングに関する特許を日本で唯一保持している。
GRACHANの岩崎ヒロユキ代表は会見で、「チアードの若山代表からスポーツベッティングの提案をいただいたとき、今後の日本の格闘技を盛り上げる打開策になると考え、やりましょうと即答しました」と、今回の企画の発端について語る。
チアードの若山代表はスポーツベッティングについて、「今回のサービスは格闘技に限らず、日本のスポーツの観戦というものの形を変えていきたいという思いから作ったサービスです」と冒頭で説明。
さらに「日本のスポーツには、コアなファンがたくさんいますが、ライトなファンがどのようにスポーツを観戦していくかという糸口がありません。また、ほかの国に比べると日本のスポーツの観戦における興行収入はすごく少ないです。これを変えていきたくて、このサービスを起ち上げました」と、新たなスポーツ観戦の楽しみ方のひとつとして、スポーツベッティングを提案していることを語った。
海外ではすでに認知度の高い「スポーツベッティング」だが、日本においては、賭博行為は刑法で禁じられているため、今回の「GRACHANベッティング」では、格闘技観戦を楽しむために、さまざまな工夫がこらされている。
チアードの若山代表は「日本ではお金を賭けてお金をもらえる形だと違法になってしまいます。今回のサービスは、景品表示法のなかの『オープン懸賞』にあたり、年齢に関係なく誰でも無料で参加が可能です。
この『誰でも参加ができて、結果の予想をするとお金がもらえる』というサービスを今回、『総合格闘技の試合を観る』ということに寄り添った形で体験していただきたいと考えました。
ひとつの試合の“勝った・負けた”の予想だけですと、大人数で賞金を山分けしてもあまり嬉しくないものです。ですから、いくつか複数の試合を予想していただいて、予想の的中率に応じて、1位だと5万円、10位だと1万円もらえます、というような順位制の形をとり、今回は1位から20位までが賞金をもらえるよう(配分を)行っています」と、「GRACHANベッティング」の仕組みを説明。
また、今後の格闘技におけるベッティングサービスの可能性については、「ゆくゆくは、スポンサーさんにこういった(ベッティングの)形での露出はいかがですかと営業をかけていったり、大きな興行になれば、たとえば有料配信を視聴している方々に対してベットができる権利が与えられ、賞金を払い出すことができる、ということもサービスとして展開していきたいと考えています」と展望を語った。
「僕らは、サービスの理念として『一攫千金』ではなくて、観戦に行って予測が当たったら、帰りにちょっといいご飯が食べられる、というものでいいと思っています。観戦にちょっとだけ付加価値を与えること、かつ選手や大会のことを知るきっかけになる、ということのためにベッティングというツールがあればいい」という若山代表。
GRACHAN岩崎代表も、「各対象試合の前に、ベッティングについてスクリーンで紹介しながらアナウンスも行い、試合結果の予想をしてもらう時間も作ります。その後で選手入場という、これまでとは違った観戦方法になると思いますが、このベッティングをすることによって、これまでとは違った一体感が生まれたらいいなと思っています」と、今回の新たな試みにより、格闘技観戦への興味がより高まることに期待を寄せた。
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